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海外にはさまざまなクリスマス料理があり、なにそれ美味しいの?と言いたくなってしまうものも。今回はそんな、なにそれ美味しいの?というクリスマス料理の一部をご紹介します!

なにそれ美味しいの?世界のクリスマス料理あれこれ

北欧フィンランドではアレを食べる

まずは、クリスマスの本場、北欧フィンランドの料理をのぞいてみましょう。

フィンランドでは、クリスマスにはローストハムがメイン料理になります。
シーズンになるとお店で売られる塩漬けの豚肉を数キロ単位で買い、それをオーブンでじっくり焼きあげるんだとか。中には自家製のハムを作る人もいます。
また、地域によってはトナカイのローストを食べるところも。
日本人にしてみれば、「トナカイってサンタの乗り物でしょ?なにそれ美味しいの?」と言いたくなってしまうところですが、フィンランドにおいてはトナカイ料理は非常にポピュラーで、一年を通じて食べられているものなんですよ。

チェコのクリスマスは魚がメイン?

東欧のチェコでは、クリスマスのメイン料理は鯉です。

カトリックの国であるチェコでは、クリスマスに肉料理を食べることはあまりよしとされていません。
そのため、修道院などでは昔から鯉が養殖されていました。
それが戦後一気に広まり、鯉料理はチェコの定番となったというわけです。
シーズンになると生きた鯉を買って来て、バスタブを生け簀にしてクリスマスを待つ……なんていうこともあったようですが、現在は切り身での販売も多いようです。

そんな鯉ですが、日本ではあまり馴染みのないフライにして食べます。
なにそれ美味しいの?と鯉こくくらいしか知らない我々日本人は思ってしまいますが、あっさりしていて日本人好みの味なんだそうですよ。

ドイツも定番は魚料理

グリューワインやシュトーレンが有名なドイツのクリスマスでは、いったいどんな料理を食べているのでしょうか。

ドイツ大使館ではクリスマス・レシピ集としていくつかの料理をレシピ付きで紹介していますが、その中に「カルプフェン・ブラウ」があります。
これは、まるごとの鯉を、野菜と一緒に白ワインや香辛料で煮る料理です。
日本での魚の煮物は、そのほとんどが醤油の色をしていますが、このカルプフェン・ブラウはワインビネガーで下ごしらえをした、思わずなにそれ美味しいの?と言ってしまいたくなる青々とした鯉の姿が目を引きます。
ドイツも魚料理なんですね。

イタリアは日本でお馴染みのあの魚を食べる

次はイタリアのクリスマス料理を見ていきましょう。
日本ではシュトーレンの隣にパネトーネが売られている程度で、料理は知らないという方も多いのでは?

イタリアでもクリスマスには魚料理を食べます。しかし、食べるのは鯉ではなく、なんとウナギ!
イタリアではウナギは悪魔の化身として扱われており、それを食べることで邪気をはらうという意味があるのだそうです。

料理法は、イタリアらしくトマトをはじめとした野菜と一緒に煮込んだり、油で揚げたりするのが一般的なようです。
ぶつ切りのウナギが野菜とともに煮られている様子は、蒲焼きに慣れ親しんだ日本人からしてみればなにそれ美味しいの? と言いたくなってしまうところですが、脂が乗っていて美味しいそうですよ。

一家の主が作る、イギリスのクリスマス料理

イギリスの料理というと、普段聞こえてくるのはなにそれおいしいの?と言いたくなってしまうようなメニューが多いですが、クリスマスにはどんなものを食べているのでしょうか。

イギリスのクリスマス料理のメインになるのは、ターキーのローストです。
七面鳥をまるごと一羽ぶん、オーブンで時間をかけてじっくりと焼き上げる、ボリューム満点の料理です。
手間と時間がかかるこの料理は、一家の主が仕込むことが慣習となっているんだとか。
付け合せにマッシュポテトやボイルした芽キャベツなどを添えれば、伝統的なイギリスのクリスマス料理の出来上がりです。

その他にはクリスマスプディングや、サーモンウェリントン(鮭のパイ)なども定番メニューです。

アメリカ=ターキーというわけじゃない

さて、ターキーをクリスマスに食べるというと、アメリカを思い浮かべる方も多いのでは?
アメリカのクリスマスもターキーを食べているのでしょうか。

アメリカでターキーを食べるというと、どちらかと言えば感謝祭のほうが多いようです。
もちろんクリスマスにも食べますが、クリスマスはターキーの他にもローストビーフやローストハムを食べる人も多いのだとか。
ローストビーフもローストハムも、日本で前菜に出てくるような薄いスライスではなく、メインとして数センチの厚切りのものが定番です。
また、多民族国家のアメリカでは、宗教によっても食べるものが大きく違ってくるようです。

フランスのチキンは超高級品

日本のようにチキンがクリスマスのメイン料理になる国もあります。それがフランスです。

しかし、日本のようにフライドチキンしか食べないというわけではありませんし、もちろんチキンは丸ごとローストにしたものです。
フランスらしくフォアグラや、牡蠣をはじめとした魚介料理などのご馳走を、時間をかけてゆっくりと楽しみます。

チキンは「シャポン」と呼ばれる、クリスマスのために飼育されている去勢した雄鶏が好まれます。
体が大きく、太っているので家族が集まるクリスマス向けというわけです。
しかしかなりの高級品で、なかなか手に入らないのだとか。
なにそれ美味しいの?美味しいに決まってますよね!

日本のようにどこにでもチキンがあふれている状況とは、だいぶ違いますね。

クリスマス料理から世界を知ろう

クリスマス料理は、宗教や慣習によってだいぶ違ってくるんですね。
クリスマス?なにそれ美味しいの?なんて言わずに、こういった料理からクリスマスの起源を辿ってみるのも面白いですよ。
今度のクリスマスは、海外の料理にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね!

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