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英語で格好良く「クリスマス」と書きたい。けれどこの単語、2種類の英語表記を見たことがありませんか?正しいスペルはどう書くの?英語以外でのクリスマスの表記はどう書くの?今回は改めて、各言語のスペルを確認しましょう。

【Xmas or Christmas?】クリスマスのスペルの不思議

簡単に書けるクリスマスのスペル

「クリスマス」という単語の表記が2種類あるのはご存知ですか?そのひとつがこの<Xmas>というスペル。アメリカではハイフンを挟んだ<X-mas>と書かれることもあるそうです。頭の<X>とは記号のクロス(十字架)を表し、この<X>自体でキリストを表現しているんだそう。そして、<mas>は礼拝を意味するミサのこと。この二つが合わさったスペルが<Xmas>なんですね。ちなみに、日本でよく見かけるアポストロフィを入れた<X’mas>は間違いだそうです…。

少し難しい?クリスマスのスペル

「クリスマス」という単語のもうひとつの表記、それが<Christmas>ですね。先ほどの<Xmas>とは違い、長くて英単語に慣れていない日本人には少々とっつきにくいスペルです。しかし、英語として一般的なのはこちらの<Christmas>。英語で表記する場合は注意しましょう。ちなみに、頭に<Merry>をつける場合に使う単語がこちらのスペル。<Merry Christmas>が正しい表記で、<Marry Xmas>は間違いだそうです。

クリスマスの正しいスペルはどっち?

結局<Xmas>と<Christmas>ではどちらが正しい「クリスマス」のスペルなのでしょうか?結論を言ってしまえば<Xmas>も<X-mas>も<Christmas>もすべて正しい「クリスマス」を表すスペルとなります。ただし、一番最初の項目でお話したとおり<X’mas>のようにアポストロフィを入れたスペルは間違い。英語でアポストロフィといえば何かを縮める場合に使いますよね?<Xmas>というスペルには縮めている部分はありませんので、アポストロフィは不要なのです。

世界のクリスマス:ヨーロッパ編

ヨーロッパ方面のクリスマスのスペルはどのようなものがあるのでしょうか?フランス語では「クリスマス」を<Noel(ノエル)>、「メリークリスマス」を<Joyeux Noel(ジュワイユー・ノエル)>と書きます。クリスマスの定番ケーキ、ブッシュ・ド・ノエルの語源でもありますね。
その他、ドイツ語では「クリスマス」を<Weihnacht(ヴァイナハト)>、「メリークリスマス」を<Frohe Weihnacht(フローエ・ヴァイナハテン)>。イタリア語では「クリスマス」を<Natale(ナターレ)>、「メリークリスマス」を<Buon Natale(ブォン・ナターレ)>と書くそうです。スペルが違うだけで印象がガラリと変わりますね。

世界のクリスマス:アメリカ・ハワイ編

アメリカでのスペルは先ほど記載したとおり、英語で「クリスマス」を<Xmas>または<X-mas>や<Christmas>で、「メリークリスマス」は<Merry Christmas>でしたよね。しかし、アメリカ合衆国であるハワイでは別の言い方があるのです。ハワイ語でのスペルは「クリスマス」を<Kalikimaka(カリキマカ)>、「メリークリスマス」を<Mele Kalikimaka(メリ・カリキマカ)>と書くそうです。

世界のクリスマス:アジア編

アジア圏のクリスマス関係の言葉は、どんなスペルで表現されるのでしょうか?日本のお隣、中国ではどうでしょう。中国では「クリスマス」を<聖誕(シェンタン)>、「メリークリスマス」を<聖誕快楽(シャンタンクァイロ)>と書きます。<聖>が<誕(誕生)>で「クリスマス」。クリスマスはイエスキリストの誕生を祝う日ですから、まさにそのままの単語構成ですね。漢字になると私たち日本人にも身近で、本来のクリスマスの意味も理解しやすい気がします。

世界のクリスマス:日本編

最後は日本語でのクリスマス関係の言葉を確認してみましょう。日本語では「クリスマス」を<降誕祭>や<聖誕祭>、<聖夜>などと表現しますね。中国語同様に、<降誕祭>や<聖誕祭>あたりは文字を見ただけでどんなイベントか分かるのが特徴です。英語のスペルとは違う、漢字ならではの特徴と言えるのでしょう。
「メリークリスマス」は日本語に…と言われると難しいところ。さしずめ<楽しいクリスマスを>といった感じでしょうか。

グローバル社会で正しいスペルを身につける

クリスマスひとつで様々な呼び方があるのだから、世界の文化とはおもしろいものですね。雑学として正しいスペルを身につけておけば教養面で一目置かれちゃうかも?クリスマスに関する話題のひとつとして、頭の片隅にしまっておきましょう!

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