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サッカーのファーストタッチであるトラップは、次へのプレーの精度を決める非常に重要な技術です。そこで、そんなファーストタッチが上手いサッカー選手のトラップのコツや上達法をまとめました。

まるで体に吸い付く!サッカーのトラップの練習法やコツ

次のプレーを決めるトラップの秘訣

サッカーでは1つのトラップミスが原因で相手にボールを奪われ失点してしまうという場面が少なくありません。逆を言えば、トラップが上手ければ相手からボールを奪われる機会が減るので、そのまま攻める機会を増やしていくことができます。サッカーのトッププレイヤーはこのトラップが非常にうまく、次に何をするのか全くわからないトラップや、ボールをトラップした瞬間から動き出すのが非常に上手いのです。

トラップの基本・グラウンダー

そんなプロのトラップを身につける為の最初の段階が、グラウンダーのパスやボールのトラップです。味方から受けたパスをうまく足元に止める為のトラップの秘訣は、インサイドキックの要領で足の内側を使います。ポイントは、足の土踏まずから爪先を使ってボールにタッチすること。ボールに触れる瞬間にうまく足首をつかって、クッションのように優しくボールにタッチすることで足元にぴたりと止まるトラップができるようになります。

浮き球のトラップのコツ

グラウンダーのボール同様に多いトラップがロングパスなど浮き球をトラップする場合です。試合中ではこうした浮き球を上手く足元にキープできずに奪われてしまうというシーンが多くあります。ここでもポイントになってくるのが足首です。膝から足首に力を入れず、優しくクッションのようにしてボールを受け止めるようにします。トッププレイヤーはこの時大きく足を上げている選手も多いですが、はじめのうちは地面に近い位置でトラップするようにしましょう。

トラップ上級編のファーストタッチ

グラウンダー性のボールを足元で止めることに慣れてきたら、その1歩先のテクニックであるファーストタッチにチャレンジしていきましょう。サッカーの試合ではただ足元で止めるトラップではなくドリブルやパス、シュートといった次につながる動きが求められます。その為、例えば先ほどのトラップのようにインサイドをつかって、軸足や逆方向にトラップやアウトサイドで逆方向へのトラップ、あるいは軸足の後ろを通した動きなど、様々な種類のファーストタッチを試してみましょう。

浮き球上級編のウェッジコントロール

先ほどのファーストタッチ同様に、浮き球でも次の動きを意識したウェッジコントロールを練習していきましょう。浮き球を触るタイミングを上手く掴んで、インサイドで軸足方向にボールを流したり、足の甲をつかってアウトサイドの要領で蹴り足の方向にボールを流したりします。この時ですが、落ちてきたボールを蹴るというよりも、ボールがちょうど地面についた瞬間を狙って蹴るようにすると、ボールが跳ねたり一気に蹴ってしまうことが少なくなります。

トップのトラップを見て真似しよう

実際に自分でトラップの練習をするのも非常に重要ですが、それと同じくらいにオススメなのがyoutubeやその他動画、あるいは試合中継などで世界のトッププレイヤーのトラップを見て真似することにあります。そうした世界レベルのプレーを見てイメージトレーニングをしたり、あるいは練習中に真似してみたりすることで、より自分のしたいプレーを意識した練習ができるようになります。そこでこの後では、ぜひ見ていただきたいトッププレイヤーのトラップをご紹介します。

見て欲しいトラップ①ロベルト・バッジョ

まず紹介したいのが、「イタリアの至宝」と呼ばれ、ヨーロッパの年間最優秀選手やFIFAの年間最優秀選手にも選ばれたロベルト・バッジョ選手のトラップです。「BAGGIO – against juventus 2001」というタイトルの1分少々の動画では、相手ゴール前でロングパスを受けたバッジョが、見事なトラップで相手ゴールに迫るシーンが見ることができます。非常に角度のある浮き球を足元で見事にコントロールして相手ゴールキーパーを抜きゴールしているその様子はまさに圧巻です。

見て欲しいトラップ②リオネル・メッシ

今を生きる伝説である、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ。彼の華麗なファーストタッチがまとめられた「【メッシ】華麗なファーストタッチのみを集めた動画特集!2014-2015」というタイトルの動画では、浮き球を体で滑らせてトラップしている様子や数々の神業のようなプレーが凝縮されています。

サッカーのトラップは奥が深いプレー

トラップはまさに文字通り、相手選手に次のプレーを悟らせない、あるいは相手を出し抜く罠を張るようなプレーです。今回紹介した演習法や動画などを参考に、ぜひそんなトラップを練習してみてください。

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