史上最高のテニスプレイヤー　ロジャー・フェデラーとは？

テニスを知らない人でもなんとなく聞いたことがあるほど有名なテニスプレイヤーであるロジャー・フェデラー選手ですが、一体どのような人物なのでしょうか？今回はフェデラー選手に密着したまとめになります。

ロジャー・フェデラーとは？

ロジャー・フェデラー選手は1981年8月8日生まれ、スイス・バーゼル出身です。身長185cm、体重は85kgで右利きののテニスプレイヤーとなります。テニスのお手本のような理想的なフォームを持ち、多種のショットを流れるように駆使するプレースタイルから、最も完成度の高い選手と評されています。

記録を塗り替え続ける男

ロジャー・フェデラー選手は現存するあらゆるテニスの記録を塗り替えてきた人物でもあります。代表的なものだけで、4大大会男子シングルス最多優勝記録「17回」・最多年間グランドスラム三冠記録「3回」・世界ランキング1位通算在位記録「302週」・世界ランキング1位連続在位記録「237週」などがあります。特に最後の記録は凄まじいもので、世界ランキング1位の座を約4年半もの間守り続けてきたことになります。

フェデラー選手の武器①天才的ボールタッチ

なんといってもフェデラー選手を最強と言わしめる理由はこの絶妙なボールタッチの能力にあります。他の選手達からは「ゴッドハンド」と呼ばれているほど圧倒的なボールコントロール能力を持ち、タッチがシビアなショットもなんなくこなす彼は、「フェデラーのテニスを見ていると『テニスが簡単に見えてしまう』」と言われているほど。まさしく天才という言葉がふさわしいといえるでしょう。

フェデラー選手の武器②サーブの安定感

フェデラー選手のこれだけの強さの秘密のひとつにサーブの圧倒的安定感が挙げられます。決してずば抜けて早かったりするようなことはありませんが、ファーストとセカンドサーブの差が少なく、当たりが非常に安定しており、持ち前のボールタッチの良さでコントロールが自由自在なので、相手に読ませないサーブを常に打ち続けることが出来ます。

フェデラー選手の武器③読みと反応速度

サーブのリターンを始めとして、フェデラー選手は非常に読みが鋭く反応速度が早いため、他の選手なら触ることができない厳しいボールも、深く下がることなく打ち返すことができます。そのため、反攻にでるスピードも早く、ネット際に寄るタイミングなども絶妙です。

フェデラー選手の武器④ボレー

顔の位置がブレないという点も、フェデラーのすべてのショットに共通する特徴となっています。インパクトの位置に顔を残すというのが、良い意味での彼のクセになっており、とくにボレーでは、それが身体の横向きをキープすることにも貢献しています。さらに、同じ姿勢のまま動ける下半身の柔軟性があるため、目線の上下動が非常に少なく、それもミスヒットの減少につながっているのです。

フェデラー選手の武器⑤フォアハンド

ショットの中でも特にフォアハンドは歴代最高と言われています。深さと角度を自在にできるため、浅いアングルでもフルスイングし、高く弾むショットを深くへ打ち込むことも可能です。さらに伸びがあるため相手は予測が付きにくく対処も難しいとされています。また、繊細な力の加減が非常に優れており、必要なタイミングで必要なだけの力を込めるが、それ以外は極力リラックスして打てるようです。文字では簡単に書けますが、人間離れしたスキルであることは間違いありません。

フェデラー選手の武器⑥バックハンド

片手バックハンドからは多様な打球を打ち出すことでき攻守のバランスに優れているといえます。同じスライスでもわざとサイドスピンをいれたり、深く滑らせたりなど、浅く落としたりと様々な変化をつけられ、またトップスピンも自由に回転量を変えられるらしく、オープンスタンスでもクローズドスタンスでも打てるので、どんなサーフェスにも対応できるようです。

奥さんが強さの秘訣？

フェデラー選手は、「ミルカは常に自分の助けになってくれた。一緒にいて素晴らしい人間なんだ。彼女に会った時は、まだ１つもタイトルを獲得していなかった。今では７６個さ。彼女と知り合ってから何が起きたかお分かりだろう。」とあるインタビューで述べています。それが本当だとしたら、本当に奥さんの助けというのは、彼にとって凄まじいものだったんでしょうね。