パーティーピーポーってどんな意味？

パーティーピーポーという言葉を聞いたことがありますか？テレビで話題になったこの言葉は一体どんな意味があるのでしょうか？ここではパーティーピーポーという言葉の意味を、初めて聞く人にもわかりやすく説明します！

「パーティー＋ピープル」

パーティーピーポーとは、パーティーとピープルから成る造語です。この2つの言葉の意味から見ると「パーティーが大好きな人達かな？」という印象を受けるかもしれませんね。広義でのパーティーピーポーはそのとおりで、大型のパーティーなどに参加することが大好きな、賑やかな場所が好きな人達を意味します。男性にも女性にも、パーティーピーポーが存在します。

馬鹿騒ぎが大好きな人たち

もう少し狭義のパーティーピーポーは、パーティーという形式そのものにとらわれず、「単純に馬鹿騒ぎが好きな人達」を意味しています。とにかく皆でバカバカしいことをしたり、集まって騒ぐことを楽しみとしています。パーティーピーポーは略してパリピと呼ばれて若い世代を中心に人気を博しています。テレビ番組「月曜から夜ふかし」の「秋のご当地問題大収穫スペシャル」でパーティーピーポーが取り上げられ、ビーチでお馬鹿な言動をするパーティーピーポーたちの姿がお茶の間に広まりました。この頃からパーティーピーポー、パリピという単語が市民権を得るようになったようです。

不景気だからこそ求められる？

パーティーピーポーはどうして人気が出たのでしょうか？それを考えるとやはり世界的な不況が背景にあるのではないかと思います。日本はバブル崩壊以降、経済的時間的に豊かな大人が少なくなりました。社会的にも閉塞感が出てきましたし、くだらないテレビ番組などがどんどんと自主規制されて面白さがなくなっていきました。そんな中で日頃のストレスを発散するために、あえて「これでもか」というくらいにバカバカしいことに取り組む。これがパーティーピーポーが人気を博した理由の一つではないかと思います。

お金がないとパーティーできない！

パーティーピーポーとして一躍有名になった「イルマニア」さんは、ラッパーとして埼玉でライブをしているパーティーピーポーです。しかしそんな華やかに遊んでいるように見える彼も、日頃は正社員としての仕事に携わる一介のサラリーマン。「遊ぶためにはお金が必要！」ということを体現してくれる彼は、パーティーピーポーとして見習いたい生き方をしていますよね。

パーティーピーポーはさみしがりや？

一方、パーティーピーポーはその行動から「寂しがり」であり「弱さがある」ということも読み取れます。パーティーピーポーはとにかく大人数でいることを好みますから、知らない人とでも無理にでも打ち解けようとします。人間は本来そこまで仲間を多く必要としません。この行動は不安を打ち消したり、大人数でいることによって力強さを感じたいという気持ちのあらわれでもあるのでしょう。