皆さんは「ツールボックスミーティング」という言葉を聞いたことがありますか?「ツールボックス」とは文字通りでは「道具箱」という意味ですが「ツールボックスミーティング」というのは現場作業などの危険回避のために行われるミーティングのことで日本語では「危険余地訓練」と呼ばれています。
しかしこの「危険予知訓練」は工事現場などの現場仕事でのみ行われるわけではありません。仕事をする上で大きな間違いを起こさないためにプロジェクトに参加しているメンバーで情報を共有し、問題点などを話し合うことも「ツールボックスミーティング」と呼ばれています。
「ツールボックスミーティング」の由来
先に述べたように元々は工事現場などで作業前にその日の作業の確認や注意点を全員で共有するために作業前に行われるミーティングのことを指し、「道具箱(ツールボックス)」に座って行われたことから「ツールボックスミーティング」と呼ばれるようになりました。
「ツールボックスミーティング」の効果
工事現場のような危険な場所での作業はちょっとした油断が大怪我につながります。例えば昨日の作業でなにか不具合があった場合にそれを全員に知らせておかなければまた同じミスを犯す可能性もありますし、もしもそれが大変な危険をはらんでいるような事象の場合、周知徹底しなければ大事故につながります。
このような大事な情報をすべてのメンバーで共有するために「ツールボックスミーティング」が行われるのです。
オフィスでも使える「ツールボックスミーティング」
現場仕事で使われている「ツールボックスミーティング」ですが、もちろんチームで行われる仕事の場合はどんな仕事でも有効です。
作業の進捗状況を確認し、気づいたことを話し合って仕事を円滑に進められるようにするなどの効果があります。
まとめ
「ツールボックスミーティング」とは作業前に前日までの作業の進捗状況や不具合などを全員で共有してその日の作業を円滑、安全に行うために行われるミーティングのことで工事現場や鉄道運行などの危険回避のために行われていますが、現場作業以外にも応用することでチームで行われる仕事を円滑に進めることができるのです。
いかがでしたか?「ツールボックスミーティング」とは「危険予知訓練」という意味だとわかりました。どんな仕事でもチーム全員で情報を共有することで失敗を防ぎ、成功に導くためには「ツールボックスミーティング」を有効活用したいものですね。