バレーボールでは、レシーブができないと攻撃に転じられない非常に大事なものになります。バレーボール初心者ほどスパイクやブロックに目がいきがちですが、レシーブがバレーボールでいかに大事かをわかりやすく解説していきます。
バレーボールのレシーブとは
バレーボールのレシーブは、主にサーブやスパイクなどの相手が攻撃してきたボールを受けて、セッターという攻撃の起点となるプレーヤーに返すことを言います。レシーブが上手くいくチームは、攻撃の回数がおのずと増え、試合を優位に進めることができる非常に大事な役割となります。レシーブが上手くないと相手チームに思われると、すぐに集中攻撃を受けてしまいます。バレーの攻撃は必ず守りからスタートしますので、レシーブが上手いチームは総じて強豪が多いです。
1998年から新ルールとして守備専門のプレーヤー「リベロ」制度が設けられました。バレーボールでのレシーブの重要性を物語っていますね。
レシーブの3つのコツ
「基本フォーム」
レシーブの基本フォームは、腕を肘が伸びた形で前に出し、両手を合わせる形となります。肩・肩・手首で二等辺三角形を作るようにします。姿勢は膝を軽くまで、重心を低くします。
「打ち方のコツ」
レシーブは、ネットの上から来るボールを受けますので、打ち下ろされたボールを受ける形となります。そのため、2点に気を付けましょう。
①膝を使って重心を落とす
②ボールを受ける際は、腕を動かさない
初心者に多いのが、レシーブ時に腕を振ってボールに当てようとすることです。これでは、腕が様々な角度を向いたところで当たるため、ボールをコントロールできません。コツは、膝を使ってボールを捉えることです。腕を下に下げるのではなく、膝を使ってボールの下に素早く入り、両腕を太ももの角度と平行になるようにして用意すると安定したレシーブができます。
「ボールを受ける場所」
二等辺三角形を作った腕のどこに当てるかで、返球の安定度が変わってきます。コツは手の付け根あたりでボールを捉えることです。手でボールを捉えると思わぬ方向にボールが飛んで行ってしまうためです。
レシーブを練習しよう
レシーブの練習は、非常に地味ですが、地味な練習を乗り越えてこそ明るい未来が待っているもの。初心者におすすめのレシーブ練習法をお伝えします。
①レシーブの基本姿勢の状態で、ボールを受ける(近い距離からボールをおくってもらいます)
②距離を離してレシーブ(しっかり相手にボールを返球できたら1mずつ距離を離してもらいます)
③狙った場所にレシーブ(自分の所に向かってくるボールをそのまま返すのは簡単ですが、コースを変えて返球はグッと難易度が上がります。返球したい方向へ体の向きを作るようにします)
④スパイク・サーブのボールをレシーブ
バレーボール初心者は、段階を追って練習をすることで、レシーブの感覚をつかみやすくなります。
まとめ
レシーブの重要性を共感してもらえたでしょうか。レシーブは地味な練習を反復することで身に付きます。レシーブが上手い人はチームメートからの信頼も厚くなりますので、基本フォームでしっかりとしたレシーブができるまで練習しましょう。