お子様にスキーを教えようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。今回は子供用のスキーブーツの選び方を紹介します。
基本
スキーにはある程度脚力が居るので、最も小さくても16cmだと考えていただいてよいと思います。
子供の場合は、実際に履いた感覚も分かり辛いですが、大人ほどフィット感を求める傾向も少ないので、痛くない靴を選んであげましょう。更に、大きすぎると足が抜けてしまいます。ふくらはぎ、足首部分で大人なら引っかかりが出来、抜けないのですが、子供は柔らかいのでスルッと抜けてしまいますので注意しましょう。
購入する場合
まずは、お子さんの足のサイズをしっかり把握しましょう。ショップなどで測ってもらう事が可能なので、素足とハイソックス(実際に使用するもの)を用意してショップで測定してもらいます。足の甲が高い子は、日本のメーカーのブーツを試してみるとよいと思います。履かせてから、踵をコンコンとしながら、ブーツの中の足が踵にフィットするようにします。それから、ワンタッチやバックルなど種類もありますが、バックルの場合は、つま先から閉め、数回繰り返して落ち着くところで止めます。お子さんが痛がらないか、少し歩かせたりして様子を見てください。お子さんによっては、少しの当たりで痛がる場合や、背の高さによっては、ブーツ丈が膝の裏まで来てしまう場合がありますが、その場合は、違うブーツも履かせて探してあげましょう。
ゲレンデでレンタルする場合
この場合は、選択の余地が無いのが殆どです。普段履いている靴のサイズで決まってしまうので、ソックスを履いた状態のサイズは、購入しなくてもショップで測定してもらえるので、事前に測定してあげる方がよいかと思います。
レンタルショップなどでは、危険性なども考えて18cmからしか置いていないショップも多くあるので、レンタルの場合は事前に問い合せましょう。
中古品の場合
ブーツ素材は、基本的にプラスチックで出来ています。中古品は、発売されてからどれぐらい経過した物かを把握して購入する方がよいでしょう。
プラスチック製品の物なので、保存環境もありますが、4~5年が限界と考えてください。
大きな事故の原因になるので、出来れば中古品でも2年程度の物を購入するようにしましょう。子供は、足のサイズがすぐに変わるので、1~2シーズンで再購入しなければならなくなりますが、高価なので手放さず手元に置いておく人も多く居ます。メーカーサイトで調べて購入するか、劣化状況は色でもある程度なら分かります。明らかな変色、焼けがある場合は、古い可能性があるので、注意しましょう。
おわりに
お子さんと楽しいスキーが出来るように、道具は慎重に選んであげて下さい。
大きすぎるブーツにソックスを何足か履かせる方も居られますが、足が浮いてしまい余計に滑りにくく怪我の可能性もあります。合ったサイズのブーツを履かせてあげるようにしましょう。