アウトについて
テニスにおいて「アウト」というのは、コートに引いたラインの外側にボールが落ちたことを意味します。正しくは「out of bounds」です。
ネットと並行に引かれたラインが自分のサイドに2本あると思います。ネットに近い方を「サービスライン」、遠い方を「ベースライン(エンドライン)」と呼びます。
次に、ネットに垂直に引かれた線が5本ある思います。真ん中の短いラインを「センターライン」真ん中から1本目を「シングルスのサイドライン(ダブルスのサービスライン)」、1番外側をダブルスの「サイドライン」と呼びます。
それぞれの線の外側にボールが落ちた場合は「アウト」コールされ、アウトした選手の失点になります。
ちなみに、ラインにわずかでもボールが触れていれば「イン」となります。「オン・ザ・ライン」とも呼ばれます。
シングルスの場合
シングルスでは、内側のサイドラインとベースラインに囲まれたエリア内にボールを打ち込まなければなりません。エリア外にボールが落ちた時点でそのポイントは終了となりますので、次のプレーに速やかに移りましょう。
ダブルスの場合
ダブルスの場合は2人ずつでプレーするので、シングルスよりも広い外側のサイドラインがインプレー・エリアになります。この中でボールを打ち合いポイントを取りあいます。アウトもしくはネットしたら失点になり、相手の得点になります。
注意点
サーブに関しては、サービスエリア外に落ちたボールは「フォルト」とコールします。「アウト」じゃありませんので、気をつけましょう。セルフジャッジの試合でサーブを「アウト」とコールすると「そんなにオーバーしたってか?ケンカ、売ってんのか?」と、まではいかなくても、相手に悪い印象を与える可能性があります。
ちなみに、サーブがネットに掛かった場合は見れば誰でもわかることですので「フォルト」とはコールしません。
セカンドサーブがフォルトした場合も「ダブルフォルト」とコールするのはマナー違反です。単に「フォルト」で十分です。