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初詣の着物と言えば、振袖……。でも、振袖は、着付けも大変、着て歩くのも大変。それよりもっと気楽に着られる着物で初詣に行けたら……、と思いませんか? 実は初詣の服装には決まった規定はなく、小紋で出掛けても構いません。それどころか、紬で出掛けるのも……?

そもそも紬とは

「紬はどんなに高価でも結婚式にはNG」……と聞いたことはありませんか? 紬はそもそも、紬糸で織られた、先染めの絹織物のこと。いわゆる「織りの着物」の代表格です。元々は普段着とされていましたが、最近は外出着、お洒落着としても着られます。ですが、ルーツが普段着なので、結婚式など格の高い場には基本的には着ていけないのです。

初詣の服装

ですが、初詣の服装には規定がありません。神様、仏様に会うということを念頭に置いて、あまりに礼を失した格好でなければOKとされています。汚れたり破れたり、だらしない格好でなければいいということです。トレーナーにジーンズといった、洋装の普段着で参拝する人も多いですよね。それを考えれば、紬でも問題はないと思われます。無地の紬は少し格が高いですから、気になるならそうしたものを選んでも構いません。

お正月の着物

お正月の晴れ着というと、振袖など格の高い着物でなくてはいけないように思いますが、晴れ着は本来「ハレ」の着物。日常である「ケ」と対照的な非日常を表します。昔、普段から着物を着ていた時代には、日常には着ない振袖などが「ハレ」でしたが、普段は洋装のことが多い現代では、小紋や紬でも十分に「ハレ」となる、という考え方もあります。あまり堅苦しく構えずに、気楽にお正月の着物を楽しんでみてください。

新年の初詣、せっかくの伝統行事ですから、やっぱり着物を着て出掛けてみたいですよね。小紋や紬で、気楽に着物の初詣を実現させましょう!

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