ボルダリング上級者には”ある特徴”が見受けられます。
それは「前腕が太く、腕がしっかりしている」ということです。
彼らのトレーニングに、その秘訣がありました。
①大切なのは、「矛盾」に打ち勝つこと?!
ボルダリング上級者の共通の目的は「わずかなホールドから大きなムーブを起こすこと」です。
この矛盾に打ち勝つ、限られた人が上級者というわけです。
②「矛盾」に打ち勝つためのトレーニング法
この矛盾に打ち勝つのが「筋力」です。
上級者は強い筋力が必要となります。
小さな力点から大きな力を出すには持久力だけでは通用しないからです。
トレーニング法は動画にあるような「腕立て伏せ」の要領を使ったトレーニングが有効です。
しかし、上級者向けのトレーニングは決まって特別な器具が必要なため、その原理を用いた自宅で実践されたアレンジを紹介します。
腕立て伏せのスタート姿勢で、つま先を半分程度接地させておくのがコツです。
次に、つま先の力で地面を思いっきり押し込み、身体全体をやや前方に、つま先が伸びきるまで突っ込みます。
そのあと、元の状態に戻す際、「手が地面を付く力」を意識するようにします。
③これは何を鍛えるトレーニングか
先で紹介した方法は、全身が急速に前に出るのを支えるとき、上体をゆっくり元に戻すとき、全体の流れで身体のバネと手で踏ん張る力がともに大きく鍛えられます。
慣れてきたら「拳立て」や「指立て」にも挑戦しましょう。
さらに、重りの入ったリュックなどを背負えると、最大筋力が爆発的にアップします。