営利を目的としない団体は、平成20年より登記のみで簡単に法人化することができるようになりました。同窓会も2名以上集まれば、資本金もいらず一般社団法人として法人化できます。しかし、法人化する際にどんなメリットとデメリットがあるのか気になります。まとめてみました。
メリット
不動産関係の登記、銀行口座の開設、取引の契約の名義などに法人名で登録することが出来ます。個人名で登録すると代表者が変わった時や、団体内で金銭トラブルがあった時に、もめることが予想されます。しかし法人名で登録しておけば、権権利関係が明確で、団体が個人のものではないということがはっきりします。そのために法人運営が円滑に進みます。また法人でなくてはうけられないサービスもうけることができます。法人化しているのと任意団体では受けられるサービスや世の中の信用度が違うのです。
デメリット
デメリットもあります。法人化するには登記に必要な手続きをしなければなりません。また、会計書類の作成や決算書類などの運営関係のコストがかかってしまいます。事業規模が大きくて契約や取引が多ければメリットはありますが、事業規模が小さくて、特に契約取引などが少ない場合に法人化することにメリットがあるのかどうか難しいこともあります。
まとめ
組織が大きくなれば法人化した方がメリットはあるかもしれません。しかし、少人数の団体の場合には難しそうですね。設立にあたっては十分考慮が必要です。
