2018年4月時点、バドミントン世界ランキング1位の高橋・松友ペアのことをご存知でしょうか?(2018年6月現在は世界ランキング4位)2016年に開催されたリオネジャネイロ・オリンピックのバドミントン・女子ダブルスで見事優勝した髙橋礼華選手、松友美佐紀選手のペア。バドミントンを詳しくない方でも名前は知ってる!という方も多いのではないでしょうか。バドミントン界を担う期待の星とも呼べる高橋・松友、通称「高松」ペア。
今回は、高松ペアについてくわしくまとめてみました。
髙橋礼華(たかはしあやか)
生年月日:1990年4月19日生まれ、出身地:奈良県橿原市、所属:日本ユニシス、日本代表ナショナルチームにも選ばれています。
高橋選手は、母が行っていた奈良県にあるバドミントンクラブによくついて行き、遊びでやっていたら楽しくなったのが、バドミントンを始めたきっかけだそうです。小学校4年生のとき、2000年全国小学生ABC大会のシングルスで優勝。その後の02、03年と、全国小学生選手権も優勝し、小さいころからその才能は別格でした。そんな髙橋選手は、奈良を離れ仙台にある中高一貫校のバドミントン強豪校へと進学します。当時は、練習がきつくてよく泣いていたそうですが、もともとどっしりとした性格で、一晩寝ればけろっとするタイプだったようで、そこは難なく乗り越える事ができたようです。
松友美佐紀(まつもとみさき)
生年月日:1992年2月8日、出身地:徳島県板野郡藍住町、所属チーム:日本ユニシス、髙橋選手と同様、日本代表ナショナルチームに選ばれています。
バドミントン経験者の母の影響で、5歳より地元のチームに所属しバドミントンに励んでいます。県外の強豪校からの誘いもありましたが、地元の中学校に進学し、中学3年生の頃、全国バドミントン大会ではシングルスで優勝し、団体優勝にも貢献しました。子どものころから、他県からも注目される実力の持ち主だったんですね。高校はインターハイ優勝を目標に、仙台の強豪校に進学し、そこで髙橋選手と出会います。
2人の出会い
2人が出会ったのは、仙台にあるバドミントン強豪校の聖ウルスラ学院です。髙橋選手と松友選手は一学年差で、高橋選手が2年生のときに、松友選手が入学し、ペアを組むことになったのが始まりです。髙橋選手は、高校に進学してしばらくの頃は結果が出ず、悔しい思いをしたことがたくさんあるそうですが、松友選手とペアを組むことになってから、大きく変わっていったそうです。ペアを組んでから、高校選抜、インターハイで優勝するなど、好成績をおさめています。2人を指導していた高校の田所総監督によれば、ペアを組むことになった最大の理由は2人の性格が全く違う点だといいます。
性格の違い
髙橋選手は、怒られやすいタイプで、怒られても「めげずにがんばろう!」と周囲を奮い立たせることのできる面倒見がよく姉御肌なところが当時からあったそうです。性格は、強気で、けっこうおおざっぱなところがあるようです。
一方の松友選手は、世渡り上手で怒られそうな時にはその場にいないことが多かったそうです。また、バドミントン活動で長時間授業に出られなかったことも多かったようですが、先生たちに授業の進行状況を確認しに行き、他の部員が寝静まった頃に、勉強をしていたそうで、その甲斐あってか、成績はオール5だったそうです。とても努力家ですよね。おとなしいけれど、芯が強く周囲の人間を上手に立てられる性格の持ち主だったようです。
このような2人の性格の違いは、プレースタイルにも大きく影響しています。
髙橋選手は、後ろから強烈なスマッシュを打ち、強気で攻めることができ、松友選手は、相手を見ながら冷静に攻撃を組み立てる事ができ、この2人の性格の違いがプレースタイルにうまく反映され、抜群のコンビネーションを発揮できているのではないでしょうか。
まとめ
高松ペアは、世界ランキング上位保持者で、今後もますます注目される選手なのは間違いないです。今ノリにのっているバドミントン界をさらに盛り上げてくれることでしょう!今後の活躍にも大注目です!