お正月と言えば大人にもうれしい長い休みですよね。ただ、正確にお正月の期間はいつまでと聞かれるとどうだったかな?と思う方もいるのではないでしょうか。お正月の期間についてみていきましょう。
実はお正月とは一月のこと
「正月」というのは昔の暦では1月のことを指しました。つまり、1月=お正月ということになりますが、現在ではお正月を三が日、松の内などの同類後として使っています。1月20日までをお正月(骨正月)としているところもあるようですが、一般的には短縮された松の内である1月7日までの期間=お正月という認識が多いようです。
お正月の飾りを飾る期間も
お正月の松飾を飾る期間もこの松の内に言われるように松の内の期間内だけ飾ることになります。つまり1月7日ごろまでですね。昔は1月15日までが一般的な松の内でしたが、江戸時代に鏡開きの日が1月11日に設定されてからはそれよりも前に松の内を終わらせるために1月7日に松の内がくるように設定されたようです。これは地域によって定着度合いが異なったため、地域により差があります。
新年の正月よりも旧正月を祝う地域も
お正月とはちょっと違いますが、旧正月をお祝いする地域もあります。鹿児島県の奄美群島や沖縄県は昔から中国との交易が盛んでしたから今でも旧正月をしっかりとお祝いする風習があります。横浜・神戸・長崎の中華街などでは旧正月がお祝いされています。
歳神様への感謝を忘れずに
お正月の期間は風習によって少しずつ異なりますが、新しい年を神様をお迎えして始めようという心構えは同じようですね。お正月の期間が終わってどんなおみくじを引いたかを忘れたり、うっかりお正月の松飾を外し忘れたとしても、家に福をもたらしてくれる元ご先祖様の歳神様への感謝の念は忘れないようにしたいですね。