どうすればいい？コミケへの申し込みから出展まで

マンガや同人誌が好きでコミケに出展したいと思っている人も多いでしょう。とはいえ「じゃあ申し込みして出展してみるか」というほど気軽なものでもありません。そこでコミケの出展申し込みに関するあれこれをまとめてみたいと思います。

申し込みから出展までのスケジュール

まずは申し込みの時期と出展までのスケジュールを簡単に説明します。コミケは夏、冬の年2回開催されますが、だいたい開催の半年程度前から出展申し込みの受付が始まります。夏コミの場合だと1月から2月くらいに申し込み当選発表が6月頃で開催が8月中旬、冬コミは7月から8月中旬くらいに申し込みで当選発表が11月頃で開催が12月末になります。

コミケ出展申し込みに必要なもの

続いて申し込みの際に必要なものをまとめていきます。申し込みには「申し込みセット」を購入する必要があります。「申し込みセット」とはコミケへのサークル参加の申し込みに必要な書類がひとまとめになっているものです。申込書や専用封筒、小冊子などが入っています。申し込みの方法はこれらの書類を使い郵送する方法とオンラインで申し込む方法がありますが、どちらの場合もこの「申し込みセット」の購入は必要です。コミケ会場で購入する方法と通販で購入する方法とがあります。

申し込みの手順～決済について

コミケ参加費用の決済については申し込みが郵送の場合とオンラインの場合で変わってきます。郵送で申し込む際には郵便振替のみとなります。費用は参加費8,000円プラス振替手数料です。オンラインで申し込む際の決済方法はクレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込決済、CP（サークルエムエスポイント）決済から選べます。費用は参加費8,000円プラス利用手数料1,100円程度がかかります。参加費用はもし落選した場合は返却されます。

申し込みの手順～申込書の記入について

郵送でコミケ出展を申し込む場合には「申し込みセット」に入っている書類に必要事項を記入して振替用紙を貼った配置用データと短冊を書き、封筒で送付します。オンラインでの申し込みの時にはサイトに沿って必要事項を入力し、決済をします。入力情報については不備の内容に気を付けましょう。書類や入力情報に不備があった場合には落選になってしまうので確認を怠らないようにしましょう。

申し込みは締め切りより早めに済ませよう

郵送の場合に締め切りに余裕を持つことはもちろんですが、オンラインの場合は特に締め切り直前に申し込みをしようとするとシステムが重くなったりすることが多いようなので、注意が必要です。締め切りには余裕をもって申し込みをすることをおススメします。せっかく申し込もうと決めたのにシステムのトラブル等で申し込めなかったりするととても残念なことになりますので気を付けましょう。

申し込みが終わっても出展は決まっていない

さて、無事にコミケ参加の申し込みを終えたとしてもこれで参加が決定したわけではありません。展示スペースよりも申し込みサークルの数の方が圧倒的に多い状況のため原則抽選になります。そのため申し込みを終えても正式に当選の連絡が来ない限りは出展はできません。そのため何度も申し込んでいても落ち続けてしまうというサークルも多いようです。一応2年連続で落選したサークルには3年目に救済措置はあり、有利にはなるようですが、必ず当選するというものでもありません。とはいっても申し込んだ後はもうどうしようもないので、当選を祈り、待つしかないということです。

出展が決まってから当日までの準備

コミケ参加の当落のお知らせが来るのは開催の1か月半から2か月程度前になります。それまでの間に制作物の準備を進める必要もありますが、当選のお知らせが来た場合には本格的に出展の準備をする必要があります。同人誌などの印刷、製本が必要なものはそれも含めたスケジュールを考える必要があります。印刷所によってはコミケまでの日数に余裕がある時は料金も安く、短くなれば料金が上がるといったこともありますので、予算のことも含めて計画を立てるようにしましょう。

忘れてはいけない当日の持ち物

何はともあれ、準備も終わりいよいよコミケ当日となった時にも安心して忘れ物をしないように気を付けましょう。販売物などは直接印刷所から現地へ送ってもらうこともできますが、申込書セットや当選通知、出展者パスなどを必ず持っていくようにしましょう。特にパスを忘れてしまうと入場できなくなる可能性もあります。その他にも釣り銭用の小銭や小物など前日までにきちんと準備しておきましょう。そして当たり前のことですが、寝坊して遅れることなどないようにしないといけません。