サッカースペイン代表といえば、日本では「無敵艦隊」の愛称で知られる最強チーム。今回は1920年に創設の長い歴史を持つスペイン代表、そこに所属していた歴代名サッカープレイヤーを振り返ってみましょう。
偉大なサッカー選手100人に選ばれた選手
エミリオ・ブトラゲーニョ選手は1980年代後半からに活躍した名プレイヤー。サッカー選手として恵まれた体格ではなかったものの、ゴールへの反応の良さとスピートを武器に大活躍し、リーグ得点王を獲得したこともあります。当時のスペイン代表で最多得点記録を持っていました。
2004年、FIFAとペレが選ぶ「偉大なサッカー選手100人」に選ばれました。
連続無失点記録を持つキーパー
1981年生まれのイケル・カシージャス・フェルナンデス選手はスペイン代表の歴代最多出場選手。優れた反射神経を持ち、特に1対1の場面に強い。2011年に行われたスペイン歴代最高ゴールキーパーを決めるアンケート調査で70%に近い得票率を獲得して見事、歴代最高のゴールキーパーに選ばれました。世界的にも「最高のゴールキーパーの一人」と賞賛されている選手で、スペイン代表の連続無失点記録710分を更新したツワモノです。
外見もプレイもカッコイイ選手
整った外見にハートを打ち抜かれたサッカーファンの女性も多いフェルナンド・トーレス選手は1984年生まれ。スペイン代表としてダビド・シャビ選手とコンビを組み、トップスコアラーとなりました。
走りには加速性があり空中戦も得意。判断力もあり、ディフェンダーとの駆け引きの能力など多才な選手です。FIFA最優秀選手投票では2008年に3位、2009年には7位を獲得しています。
スペイン代表歴代最多得点記録保持者
1981年生まれのダビド・シャビ選手。2010年10月のスコットランド戦で活躍し、ラウル・ゴンザレスの持つスペイン代表歴代最多得点記録と並び、翌年3月のチェコ戦でも活躍し、ついにスペイン代表史上初の代表通算50得点を達成。
サッカーファンからはスペインアッカーを体現するようなプレイだと称されるなど、人気の高い選手です。パスを受けるのと同時にパスを出すことを繰り返すことによって「組み立てるサッカー」が出来、チームを牽引する存在です。スペイン代表4人目の100試合出場も達成しています。
日系人の母親を持つ名プレイヤー
1986年生まれのダビド・シルバ選手は日系人の母親を持つスペイン代表選手。オダギリジョーの正反対の位置にあるホクロが印象的なイケメンです。
体格は小柄ながらパステクニックに優れており、キレのある動きが持ち味。ボールコントロールや創造性には定評があります。
中には日本で活躍した選手も
歴代スペイン代表選手の中には、日本のJリーグに移籍して活躍した選手もいます。ラウル・ゴンザレス選手はFC東京へ、アイトール・ベギリスタイン選手は浦和レッドダイヤモンズへ、フリオ・サリナス選手は横浜マリノスへ移籍しました。「無敵艦隊」の選手が日本にいただなんて、ちょっとした感動がありますよね。