ヨーロッパのサッカークラブチームは世界有数の選手が集まっていてとても強いですよね。どうしてヨーロッパのサッカーは強いのでしょうか?そこには様々な要因が考えられます。
サッカーの歴史があるから強い?
サッカーのルーツはイングランド説、イタリア説、中国説の3つが有力とされていますが、いずれにせよイングランドやイタリアなど、ヨーロッパでは古くからフットボールが愛されており、歴史や人気があるのは当然のことでしょう。
人気があるとお金になる
当然ながら、プロのスポーツ選手は、その活動がお金になるからプレイすることができます。ではどうしたらお金が集まるでしょうか。その一つは「人気」です。ヨーロッパでは歴史的にもサッカーが国技として根付いており、人気があることでファンの数も多いのです。
パトロン、スポンサーの影響
しかしながら、人気が有るだけではプロのサッカーチームを存続させることは難しいのが実情です。事実、ヨーロッパのサッカーチームは経営難で苦しんでいるところも多いのです。そこで心強いのがパトロンやスポンサーの存在。チーム経営にまとまった資金を提供してくれる彼らがいるからこそ、チームは強くなれるのです。
スポンサーは億万長者
プレミアリーグにチェルシーというクラブチームがありますが、オーナーの「ロマン・アブラモヴィッチ」という人はいわゆる「石油王」です。180億ドル以上の資産を持っており、この莫大な資金力がチェルシーに注ぎ込まれています。イタリアの元首相であるベルルスコーニも、ACミランを有しています。このように「お金のあるチームが強い」というのは紛れもない事実なのです。
中国にも歴史があるならば
もし歴史やサッカー教育だけで強いチームが出来上がるのであれば、サッカーのルーツとして信憑性の高い中国も、トップのサッカー国家になっていたかもしれません。しかしながら、ヨーロッパにサッカーの強豪チームが多く出来たのは、ヨーロッパに資本家が多く存在することと、彼らがビジネスの一環としてサッカーに投資したことが大きいでしょう。
貧困とサッカーの問題
南米の子どもたちの間でサッカーが流行っているのは、言ってしまえば彼らが貧しいことと、「ヨーロッパでサッカーをするとお金になる」という現状があるために過ぎません。彼らは常にプロを意識して、親にスパイクのローンを組んでもらってまでサッカーに勤しみます。これは「子供の英才教育のためにサッカークラブに通わせる」と言った、日本や先進国の教育レベルとは全く違います。彼らは「食べるために」一攫千金を夢見て死ぬ気で戦っているのです。
ハングリー精神の持つ強さ
このように、優れた選手は「生きるために稼ぐ」というハングリー精神や、人並み外れたスピリットを持っているからこそ強いのです。そして、そういった選手に十分な報酬を与える土壌があること。これによってヨーロッパのサッカーは強力な選手を集めているわけです。
お金が集まっていることが強さである
いかがでしたでしょうか。決してヨーロッパだからサッカーが強いのではありません。人気が見込める風土にお金を投資し、それを狙って幼少期からトレーニングを続けている優秀な人材がいる。その結果としてヨーロッパのサッカーが強くなっているのです。