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意外にこんな企業も?コミケに出展している様々な企業

コミケといえば年に2回開かれるまさにオタクたちの祭典。そこには数多くの同人作品やコスプレイヤー会場を賑わせますが、負けないくらいの熱気を放つのが出展企業の数々。今回はそんなコミケの出展企業にフォーカスをあてました。

コミケに出展している主な企業

「ラブライブ」、「アイドルマスター」、「WORKING」、「進撃の巨人」、「弱虫ペダル」や「Free!」などなど、その時々に流行した作品や長く愛されている名作たち。コミケの企業ブースは、こうした作品を扱っている出版社やアニメ制作会社が大半を占めます。またこうした作品の専用ブースなども設けられ、コミケ限定グッズなどを販売しているのです。

コミケに出展している意外な企業①

そんなコミケの企業ブースには、近年そうした作品とはまるで縁がなさそうな企業が出展しているのです。例えば、「NHK」。ドキュメンタリーやニュースなど堅い番組のイメージがあるNHK。実際には大河ドラマなどのPRなども兼ねて出展しているようですが、それ以外にも配布物として同人作品風の「薄い本」などを配ったり、キャンペーンガールに人気コスプレイヤーの「御伽ねこむ」さんを抜擢するなど大胆な活動もしています。普段の番組内容を知っている人間からは、「どうしたんだNHK??」と思わず声が上がりそうですが、本人たちは至って真面目なようです。

コミケに出展している意外な企業②

なんとコミケには、ある地方自治体が出展をしていたこともあるんです。その地方自治体は、「鳥取県」。国際まんが博やまんが王国とっとりといった県内イベントや団体のPRとして出展し、オリジナルグッズや名産品のプレゼントなどを行っていました。コミケは格好の宣伝の舞台でしょうが、実際には肝心な県内イベントの開催やその後の対応など、問題も多く抱えているのが現状のようです。

コミケに出展している意外な企業③

もう1つ、コミケに出展した意外な企業をご紹介します。それは「雪印」。発売50周年の節目を迎えた雪印コーヒーを記念した企画として、雪印は「オレたちのゆきこたんプロジェクト」をスタートさせます。pixivなどで雪印コーヒーの擬人化イラストをコンテスト形式で募集したのです。コミケ会場では様々なイラストの中から選ばれたゆきこたんのイラストに扮したコスプレイヤーなどが登場し、トークショーなどが開かれました。

企業がコミケに出展を始めた歴史

そもそも、コミケに企業ブースが生まれ多くの企業が出展するようになったのはいつ頃なのでしょうか。元々コミケがスタートしたのは1975年のことです。当時は40程度のサークルが虎ノ門にある日本消防会館の会議室にブースを構えた小さなイベントで、当時の参加者は700人程度だったと言われています。それが徐々にサークル数も参加者数も増やしていき、1996年に開催された「コミックマーケット51」で、初めて東京ビッグサイトの全館を使用して開催されました。そしてこの時初めて企業ブースが設けられ、12社の団体が出展することになったのです。

コミケに企業が出展する理由

そして現在、コミケの企業ブースには120社以上の企業・団体が出展しています。それだけの企業が出展するのは、そのマーケットの規模にあるでしょう。今やコミケは1回あたりの参加者が50万人を超えるビッグイベントです。コミケは年に2回開催されますから、その規模は100万人以上。しかも彼らの中にはお気に入りの作品に数万という単位のお金をつぎ込む人も少なくありません。それだけ購買意欲の高い集団だからこそ、格好のPRや宣伝の機会になるのでしょう。

コミケの企業ブースの魅力①グッズ

そんなコミケの企業ブースですが、実は参加者にとっても宝の山と言える存在です。その大きな魅力の1つが、ここでしか手に入らない限定グッズの存在です。企業ブースでは出版社、制作会社に限らず、意外な企業が様々なアニメとタイアップした限定グッズを販売しています。まさにここでしか手に入らない商品で、中にはオークションでビックリするような高値がつくものも珍しくありません。

コミケの企業ブースの魅力②配布物

そしてコミケの企業ブースのもう1つの大きな魅力は、会場で配られる無料の配布物です。限定グッズももちろんそうですが、ここで配布される物は「え、これ売り物じゃないの!?」と感じてしまうほどクオリティの高い物ばかり。そして当然のごとく、これらもその会場でしか手に入らない物ばかりです。数が限られているこれらの配布物を求め、熱狂的な参加者は徹夜して列へと並ぶのです。

コミケは企業も参加者も熱狂に包まれる

コミケはそこでしか手に入らない物を求める参加者と、そんな参加者を満足させるために様々な企画や宣伝を用意する企業で驚異的な熱気に包まれます。あなたもその熱気を、一度体験してみませんか。

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