今や日本の超ビッグイベントの1つとなっているコミケですが、右も左もわからない初心者はなかなか立ち入ることができない世界です。そこで今回は、初心者でも安心してコミケを楽しむことができるポイントをまとめました。
初心者のコミケ準備編「ルール」
有志が集ったことで始まったコミケには、開場時の列の並び方や会場内、あるいはコスプレイヤーの撮影など、様々な独自ルールが設けられています。初めてコミケに行く方は、まずは事前にコミケの公式ホームページや「コミケ ルール」などの検索上位に出てくるサイトを参考に、当日のマナーやルールなどを見ておいたほうがいいでしょう。
初心者のコミケ準備編「友人」
次にコミケに初めて行く方にオススメなのは、付近の友人で同じくコミケに行く人を誘うことです。10人20人といった大人数では動きにくくなってしまうので、できれば1人か2人、とくに何度かコミケに参加したことのあり同じ趣味を持った友人がいるとベストです。
初心者のコミケ準備編「移動経路」
会場入りする前に、サイトでの会場の案内図を参考に、自分の目的のサークルや企業のブースの場所を見ておくようにしましょう。当日の会場は膨大なサークルや団体がブースを出す上、人でごった返し思うように歩くことができません。予めお目当てのブースの場所を把握しき、その移動経路を確認しておくのがいいでしょう。
初心者のコミケ準備編「体調」
コミケが開催されるのは主に1年に2回ですが、いずれも真夏と真冬という、非常に気温の厳しい季節です。とくに夏場はもともとの気温に加え、押し寄せる人波でさらに体感気温は上昇します。少なくとも会場へ行く3日前から徹底した体調管理をしておいて、少しでも不調がある場合は無理せず行かないという選択を取ったほうがいいでしょう。ちなみに当日は診療所も準備しているので、万一会場で具合が悪くなったらすぐにスタッフに声をかけましょう。
初心者のコミケ準備編「持ち物」
財布やチケットなど以外に、コミケ当日に持っていくと便利なものをご紹介します。まずは「クリアファイル」を数枚。これは無料配布物のチラシや案内図を入れるのに便利です。そして「塩飴や飲料水」。これは先ほどの体調管理の一環として持っておいたほうがいいでしょう。また、夏場は「タオル」や「替えのシャツ」も用意していたほうがいいでしょう。あとは戦利品を入れるための「大きめのトートバッグ」。そして、長時間の待ち列でも飽きないように漫画やゲームなど暇つぶし用のアイテムもあるといいでしょう。
初心者のコミケ当日編「スケジュール」
いざコミケに向かうわけですが、当日の会場スケジュールは以下のようになっています。まず、4時半に入場待機列の整列が始まります。なお、徹夜組といった禁止行為は思わぬトラブルに巻き込まれたり最悪警察沙汰になるケースもあるので、止めましょう。一般入場が始まるのが10時で、16時にサークルが終了、そして企業ブースは17時に終了となります。(最終日は企業ブースも17時終了です)思ったよりも時間は多くないので、それほど多くのブースは回れないと思っていたほうがいいでしょう。
初心者のコミケ当日編「小銭の用意」
コミケ当日のマナーとして知っておいて欲しいのが、小銭の用意です。企業ブースはともかく、サークルで参加している方の多くは個人で物販を行っているかたです。そこに来て支払いに万札を出したりしてしまうと相手がたに大きな迷惑がかかってしまいます。コミケでは、一般来場者もサークル・企業の出展者も、全員「参加者」と呼んでいます。普段お店に行く時の感覚とは違うので、注意が必要です。
初心者のコミケ番外編「楽しみ方」
コミケでは作品を購入する以外にも、道中や会場内で様々な楽しみがあります。その1つが、スタッフや公共交通機関の独特なアナウンスです。主に整列や忘れ物への注意喚起など、いたってまともなアナウンスをしているのにも関わらず、ちょっとした皮肉やユーモアを交えたり、あるいは様々なアニメ作品のパロディなどを盛り込んできます。もはやコミケの風物詩となっているこれらのセリフも、ぜひ楽しんでください。
コミケのツボを押さえて初心者も楽しもう
コミケでは会場に来た人、サークルで出展した人・企業・団体は、すべて参加者と呼ばれます。初めてコミケに参加する初心者の方は、まずは自分はお客ではなくこのイベントを一緒に作り上げるメンバーという意識で、ルールやマナーを守るようにしましょう。その上で、コミケの持つ独特の雰囲気を存分に楽しんでください。