日程調整サービス『調整さん』が運営するあなたをもっとアクティブにするメディア

「バドミントン」はすでにカタカナ英語として定着しています。でも、よく考えてみると英語なのか?ほかの言語なのか気になります。バドミントンという語の意味とこのスポーツの発祥について調べました。

バドミントンは英語なの?意味と発祥が知りたい

バドミントンbadminton

バドミントン(badminton )は確かに英語でした。Badmintonはイギリスのとある邸宅の名前だそうです。なぜイギリスの邸宅の名前が付いたスポーツが生まれたのでしょうか。諸説ある中のひとつをお話します。

インドからやってきた

1800年代イギリスの兵士が植民地のインドに駐留していたときのことです。インドではプーナ(poona)という遊びが流行っていました。プーナは皮でできた球をラケットで打ち合う遊びです。真ん中にネットを挟んで球を打ち合うプーナが楽しかったのでしょう。1873年に本国イギリスに戻ってきた兵士が紹介したのがバドミントンの始まりと言われています。ここから英語の名称になりました。

シャンパンの栓に鳥の羽

この兵士が初めてバドミントンを紹介したのはグロースターシアーという地のbadminton(バドミントン)荘と言う邸宅だったそうです。この時はシャトル(羽根)の代りにシャンパンの栓に鳥の羽を挿したものを使い、ラケットはテニスラケットを用いたということです。室内で行うテニス的なゲームという感覚だったのかもしれませんね。バドミントンに興じる昔の絵からも上流階級の人の遊びであったように見受けられます。邸宅でインドからの遊びを紹介するのですから兵士はある程度高い階級にあったと想像されます。

シャトル(羽根)はあった

バドミントンならではの特徴はシャトルです。正式にはシャトルコックと呼ばれる羽根。兵士がインドからプーナを持ち帰る以前からイギリスにシャトルがありました。それは「バドルドーアンドシャトルコック」というラケットと羽根で打ち合う競技で使われました。今のバドミントンの原型となる競技はバドルドーアンドシャトルコックという説も有力です。その後一般の人にも普及していったバドミントン。1893年イギリスにバドミントン協会が成立しました。

バドミントンに似た競技

インドにあり、すでにイギリスにあり、日本の羽つきもバドミントンと似て羽根をつく遊びです。英語の「バドミントン」はイギリス発祥でありますが、実はラケット的なものを使って羽根を打ち合う遊びは世界中にあったようです。羽つきはお正月の女の子の遊びとされていますが、腕の力が弱い女性や子どもも楽しめることという共通点がありますね。その特徴が世界の人々に受け入れられるのでしょう。

競技としてのバドミントン

バドミントンは世界最速のスポーツであることがギネスブックに認定されています。その速さは最速初速493km/h。選手はものすごい速さでシャトルを打ち合っています。1992年からオリンピック競技となり日本でも数々の人気選手が話題になりました。

誰でも楽しめるスポーツ

休日の公園や公営の体育館などで子供からお年寄りまでが楽しむバドミントン。ちょっと身体を動かすには最適です。腕前や勝敗はさておき、ここまで愛されるスポーツになったのも軽いラケットとよく飛ぶシャトルがあってのことではないでしょうか。

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます