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Tフォーメーションはオフェンスの中でも基本的な隊形の一つで、QB(クォーターバック)の後ろに3人のRB(ランニングバック)が横一列に並ぶ陣形がアルファベットの「T」の字に見えることからこの名が付きました。
このTフォーメーションにもいくつかバリエーションがありますので、それについて見て行きましょう。

ノーマルT

オールドTやストレートTとも呼ばれる、Tフォーメーションの基本隊形。
ボールをスナップするC(センター)の後ろにそれを受け取るQBを置き、更にその後ろに3人のRBを横一列に配置します。
レシーバーを置かずランプレー主体の隊形。最近ではゴール前や3rdダウン&ショートの場面で使われます。
   

プロT

TフォーメーションのRB3人配置から2人にした形。
プロとはプログレッシブのこと。SE(スプリットエンド)とTE(タイトエンド)のいる隊形にFL(フランカー)をセットすることをプロ隊形といいます。TEををレシーバーにすることができ、SEとFLを加えてレシーバーを3人にすることができます。

ヴィアT

2人のRBを左右のOG(オフェンスガード)の後方にセットします。
主にトリプル・オプションをする為のフォーメーション。トリプル・オプションとは文字通り3つのオプションがあり、スナップを受けたQBがRBにハンド・オフするか、自分で持って走るか、RBにピッチするかを選択するプレーです。

スプリットT

オフェンスのラインが通常よりも間隔を空けて配置されたTフォーメーション。
オフェンスラインの間隔を空けて並ぶことで、RBの走るコースが空きやすいという点と、アングル・ブロックしやすいという点が挙げられます。

ウィングT

3人のRBのうち1人をWB(ウィングバック)にするTフォーメーションの変形隊形。
RBの一人をTEの外側にウイング・バックとしてセットします。これによりパスプレーのバリエーションが増え、始めからWBがいるので、ランプレーもやりやすくなります。

他にもHB(ハーフバック)が左右に大きく開いた隊形のスプレッドTや、ウィークサイドやストロングサイドにHBをセットする隊形など、バリエーションも複雑になって来ています。

まとめ

アメフトはルールや戦略が複雑な分、わかればより深くのめりこめるスポーツです!

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