昔のカラオケの音質はどれも似たり寄ったりで、
どうしてもCD音源と比べて音が軽いことがありました。
最近ではその音に関する技術も目覚ましく、重厚感の溢れるサウンドを伴った
スピーカーを各所に設置することでCDよりも立体的な音の確保に成功しています。
カラオケ好きの人たちの間では、「音質がよい」ということで圧倒的な意見が多い機種は
DAM系列の最新機種である「LIVE DAM」です。
DAM系列はほかにもPVや本人映像の多さを売りにしており、
特にその関係からJPOPなど大衆ソングのジャンルでは負け知らずです。
さらに最近はボーカロイドというジャンルの出現と、その流行にあやかり、
高音質を謳って収録曲数の強化に力を入れるプログラムが独自に存在します。
ボカロのファンは音質にこだわる方も多いので、ボカロ曲を立体音響化した動画も
多数上がっており、これを狙ってのことでしょう。
しかし、なぜDAM系列の機種は音質が良いのでしょう。
その秘訣は「音源」にあります。
DAMの機種の音源は、音響機器で知られる「YAMAHA」製のものだからです。
また、プロの生音演奏楽曲をそのまま機器に移植する技術に加え、
アーティストが使用したオリジナルの音源を伴っていることによります。
一方でJOY系列で使われている音源はローランド社の「Super Natural」というものに、
JOYが独自の技術で作った「JOYSOUND Phoenix」を併せたものとなっており、
こちらも音質へのこだわりが見られます。
しかし、生音を直接移植した音質は、MIDI音源で再現するのは限界があり、
そこでDAMの優位性が発生しているようです。