宴会の進行を頼まれた場合、上手く進行するのはなかなか難しいですよね。
始めて司会進行をする方にシナリオをご紹介します。
改まった懇親会の場合は、司会が必要になりますし、あいさつも必要になります。
幹事としては、宴会をどのように進行するのか考えるとともに、司会シナリオまで準備できると万全です。
特に、初めて司会を担当する人の場合には、話す言葉をすべて文字で起こしておくと安心です。
基本的な進行内容
友人と楽しく飲む宴会では、その場のノリで誰かに乾杯させしてもらえば十分ですが、改まった懇親会ではそうはいきません。
まずは基本的な進行の流れを確認しましょう。
- 開会のことば
- 主催者あいさつ
- 来賓あいさつ
- 乾杯
- 歓談
- 余興
- 中締め
- 閉会のことば
あいさつは、懇親会の程度によって人数は変わると思います。複数の団体が集まるときは、主催者あいさつが必要になります。
また、来賓を呼ぶような場合は来賓あいさつはかかせません。
部署内の懇親会などでは、来賓もありませんし、主催者もありませんので、部署内の長にあいさつをお願いするのが一般的です。
司会シナリオ
上記の基本的な進行の流れにそって、司会進行はどのように進むのか例で紹介します。
出席メンバーによって、言葉をもっとていねいにしたり、もう少しくだけて話したりあると思いますが、内容は例を参考に工夫すると良いでしょう。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。本日の司会を務めます○○です。不慣れでございますが、精一杯務めますのでよろしくお願いします。」
「1.開会のことば。○○さんお願いします。」
「2.主催者を代表しまして、○○よりごあいさついたします。」
「3.本日、出席いただいた来賓の皆様を代表して○○様からあいさつをいただきます。」
「4.乾杯 乾杯のご発声は○○様です。皆様、グラスをご準備の上、ご起立ください。」
「5.本日は飲み放題となっております。お時間の許す限り、ゆっくりとお食事とお話をお楽しみください。」
「6.本日は余興を準備していただきました。ここでご披露いただきます。〇〇様よろしくお願いします。」
「大変盛り上がっているところではございますが、中締め10前になりました。食事のお済みでない方はお席に戻って食事を済ませていただきますよう案内します。」
「7.中締め 中締めのあいさつを○○様よろしくお願いします。」
「8.閉会のことば。○○さんお願いします。」
「皆様のご協力で無事会を進めることができました。ありがとうございました。」
「お気をつけておかえりください。」
また、2次会を企画している場合は、2次会の案内を最後に入れるとていねいです。
宴会を盛り上げるために
会がスムーズに進むかどうかは、宴会が盛り上がるためにはかかせません。
もちろん、あいさつは大切ですが、そのあとの宴会部分がみんなの目的です。
そう言っても、あいさつなど最低限の礼を尽くすことは必要ですから、省略することもできません。
司会が必要なことをよどみなく進めることで、スムーズに宴会に入ったと感じさせることができます。
そのための準備は入念におこないましょう。司会シナリオづくりもその一つです。
まとめ
司会シナリオづくりは円滑な会の運営にはかかせないものです。
基本例を参考に、出席者や進行内容にあわせてオリジナルのものを作成しましょう。
また、常に予定通り進むとは限りません。
何かあっても、余裕をもって対応できる心のゆとりをもって会に臨めると良いでしょう。