宴会は楽しく、が目的
宴会というもの、「ここで日頃の行いや失敗を振り返って、反省して徹底的に落ち込もう!」と計画されるものは、まずはないでしょうね。
お通夜やお葬式でない限り、大きな声も出さず、会話もできるだけ控えようなんてことはないはず。
お悔やみの席だって、故人はお賑やかなことがお好きだったからとカラオケ歌ったりすることだってあるんですから。
たとえ失敗を反省する目的だといっても、その気持ちに一段落をつけ、これから新しい気持ちで巻き返そう、その為には景気づけに盛り上がりも必要ですよね。
その気持ちを掻き立てるのは、やはり幹事さんの役目!
基本は、やっぱり気遣い
無礼講も辞さず、というような大掛かりな余興プログラムが組まれているような宴会。
出演者の出し物が万雷の拍手を持ってウケてくれるのなら何も心配はないのですがいわゆる「滑っちゃった」ということになるのが心配ですね。
そんな時こそ、司会が踏ん張らなくては。
むりやりに、ドッカンという笑いを取る必要はないのではないでしょうか。
ここはやさしく、余興やスピーチが受けなかった方の労をねぎらうようなインタビューをしてあげては如何でしょう。
そして、自らが大きな拍手をもって、報いてあげる気遣いが欲しいものですね。
宴会の性質にもよるかも
重厚な雰囲気を求められるような宴会なら、むしろ何が何でもウケ狙いのような盛り上げ方は必要ないかも知れません。
知性と教養が要求されるような場所なら、自然に談論風発となっていくでしょうし、司会が特に口を出すことはないのではないでしょうか。
特に余興などの計画がなく、ところどころにコメントを頂く程度の進行でいいこともあるでしょう。
爆笑を伴わなければ盛り上がりではない、という思い込みはなくてもいいのではないでしょうか。