レットとは?
レットとは英語の「LET」を意味でやり直しのことです。
一番多いのは、サーブがネットに当たって、サービスエリアに入るケースです。
この場合は、ファーストサーブだったらファーストサーブから、セカンドサーブだったらセカンドサーブの打ち直しになります。
ネットに当たってレシーバーサイドに入った場合でも、サービスエリア外に落ちた場合はフォルトになります。
サーブ以外のインプレー中は、ネットにボールが当たって(この場合はコードボールと呼びます)も「レット」にはなりません。そのボールを返球できなかったら失点になります。
またコードボールによって得点したプレイヤーは、マナーとして相手に軽く手を上げて「ゴメンネ」という態度を示しましょう。どんなに大事なポイントでもガッツポーズなどは止めましょう。
インプレー中のレット
またインプレー中の「レット」としては、他のコートからボールが入ってきた場合やまれに風でコンビニのビニール袋などが入ってくる場合があります。このようにプレーに支障があるような場合は、「レット」とコールしてそのポイントのやり直しを行います。そのポイントがセカンドサーブから始まったので、セカンドサーブからやり直しだと思っている人をたまに見かけますが、正解はファーストサーブからです。お間違えのないように。
レットに関するトラブル
草トーナメントの多くはセルフジャッジで行われます。セルフジャッジとは、自分のコートに来たボールがインかアウトかを自分でジャッジして相手にコールすることです。インのときは黙って返球してください。アウトのときは相手に聞こえるように大きな声で「アウト」と発声しましょう。
ここで問題になるのは「イン」のボールを「アウト」とついコールしてしまい、「ごめんなさい。今のインでした」というケース。
「レットでお願いします(やり直し)」と言いたくなるところですが、これはミスジャッジによる失点が正解です。相手のポイントとして次のプレーに集中しましょう。
わたしの場合ですが、きわどいボールはインにしています。ある程度プレー歴が長くなると、自分が打ったボールがインかアウトかは打球感でわかります。相手が「えっ、今のアウト?」と思うようなボールは入ったことにしておきます。実際に入ってるんですけどね(笑)