バスケットは手を使ってボールを運ぶスポーツです。しかし乱暴な行為は反則にあたります。今回はその反則の一つであるパンチングについてご説明します。
パンチングとは
パンチングとはボールを拳で叩くことです。サッカーのゴールキーパーは行えますが、バスケットではボールを拳で叩く行為は禁止されています。協議規則のボールの扱い方にも、記載されています。パンチングはキッキング(ボールを足で蹴る行為)と同じヴァイオレーションの扱いになります。悪質なパンチングはテクニカルファウルを取られることもあります。
高度なパス
拳で叩くことは禁止されていますが、肘を使った高度なパスはあります。エルボーパスはトリッキーなパスの出し方です。バックパスのようにボールを後ろに回し、反対方向に肘を打ってパスを送ります。バックパスと組み合わせると左右どちらにもアシストできるので、強力な武器になります。NBAではピート・マラビッチやマヌ・ジノビリ、ジェイソン・ウィリアムスが有名です。
パンチング・ドリブル
ボールを叩く行為ではありませんが、強烈なゾーンディフェンス(守備エリアに選手を配置する)を突破するドリブルがあります。パンチング・ドリブルはディフェンス同士の間をドリブルで突き破ることです。ペネトレイト(ゴールへドリブルして防御を崩す)として用い、十分にディフェンスを引きつけた後にノーガードの味方にパスを送ることをパンチアウトといいます。
バスケットではボールを足で蹴ったり、拳で叩いたりする行為は反則となります。反則を行わないよう注意しながら、試合に臨みましょう。