バドミントンといえば、火付け役ともいえる北京五輪代表の小椋・潮田(オグシオ)ペアやロンドン五輪で銀メダリストの藤井・垣岩(フジカキ)ペアが活躍しました。リオ五輪も来年となりまた楽しみが増えそうです。そこで今回はバドミントンのルール”オーバーウエスト”についてまとめてみました。
オーバーウエストはどんなときに適用される?
オーバーウエスト自体は和製英語で、腰より上を指していることになり、バドミントンのサービス時において重要なルールになってきます。バドミントンの競技規則第9条「サービス」の第1項(5)において次のように記されています。
・サーバーのラケットでシャトルが打たれる瞬間に、シャトル全体がサーバーのウエストより下になければいけない。ここでいうウエストとは、肋骨の一番下の部位の高さで、胴体の周りの仮想の線とする。
これをすごく簡単にいうと、バドミントンのサービス時には腰より高い位置でシャトルを打つことは禁止するということになります。このオーバーウエストをしてしまうとサービス時のフォルト(反則)となります。
オーバーウエストがあるバドミントンのサービス
では腰より高い位置でシャトルを打つことができないということはどんな状況なのでしょうか。ここでテニスのサービスをちょっと思い出してください。テニスのサービスは、ラケットを上から振り下ろしてボールを打ちます。よってテニスでは自分にサービス権がまわってきたときが点をいれる最大のチャンスなのです。しかし、バドミントンにおいてはオーバーウエストがあるため、点をいれにいくというよりも相手にチャンスボールを作らせないということが重要になってくるようです。
まとめ
バドミントンのシャトルの初速は球技の中で最も早いとされていることからもオーバーウエストのようなルールが適用されてきたのでしょうか。それぞれの競技にあったルールが、それぞれの競技を発展させてきたのかもしれません。