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最近、3人制のバスケットボール「3ON3」が日本で注目されている。
2020年の東京オリンピックでは、公式種目になるのではないかと騒がれたほどです。

これを機に、「3ON3」を始めてみようと思っている人も多いはずです。
まずは、ルールから学んでいきましょう。

利用するボール

7号球を利用します。

コートについて

通常のバスケットコートの半分、バスケットコートの長さは28mになるので、14mを使用することになります。

通常のバスケットで「3ポイントライン」としていたラインを「2ポイントライン」とします。

得点について

2ポイントラインの内側からのショットによるゴール・・・1点

2ポイントラインの外側からのショットによるゴール・・・2点

フリースローによる得点             ・・・1点

攻撃側のチームが、ボールをいったん2ポイントラインの外まで運んだとき、もしくは、2ポイントラインの外でプレイヤーがボールをコントロールしたときに、そのチームはショットをして得点することができる。

競技人数

試合に出場できる人数は、3人。
交代要員は、一人もうけることができます。

試合時間

「フル・ルールまたはベーシック・ルールで行う場合」

1ピリオド5分×2=10分

5分のピリオドを2回行う。

間の休憩は、1分とする。

※ピリオド・・・1試合の時間帯のこと。

※ボールデッド(コートの外にボールが出たり、反則があったりしてゲームが中断すること)のときは、時間は止めます。

「ライト・ルールで行う場合」

15分のピリオドを1回行う。

※ボールデッドのときは、時間は止めません。

同点だった場合について

試合が終わったとき、同点だった場合は、延長試合を行う。
延長試合の前に、1分の休憩をおく。

延長試合は、第1ピリオド開始のときに、攻撃側チームだったチームは防御側になり、開始される。

「フル・ルール」で行う場合は、1分の延長試合を行う。
1分の延長試合を行っても、同点だった場合は、2回目の延長試合を行い、先に2点を獲得したチームが勝利となる。

「ライト・ルール、ベーシック・ルール」で行う場合は、1回の延長試合で、先に2点を獲得したチームが勝利となる。

試合の前に、攻守を決める

最初に、どちらのチームから攻撃するかをコイン・トスで決めます。

「ライト・ルール」で行う場合は、どちらかのチームの選手が、2ポイントラインの外側からショットし、そのショットが入ったら、そちらのチームから攻撃するといった方法で決めてもよい。

ショット・クロックについて

12秒以内にボールを保持したチームが、12秒のショット・クロックの合図が鳴る前に、ショットをしなければ、相手チームのボールになります。
(通常のバスケットでは、24秒)
12秒以内にショットができなければ、ヴァイオレイションとなる。

ショット・クロックをスタートするとき・・・スローインのボールに自チームのプレーヤーが初めて触れた時。
ボールポゼッションが変わった時。例:ディフェンスリバウンドを取った時など。

ショット・クロックを停止するとき・・・攻撃権が(ボールを保持したチーム)継続中にボールデッドとなった時。

ショット・クロックを利用できない場合はフル・ルールまたはベーシック・ルールで行う。、

※ヴァイオレイション・・・ファウル以外の反則。

※ボールポゼッション・・・ボールを保有すること。

ファウルについて

敵チーム選手との接触プレーは、ほとんどがパーソナルファウル。

ディフェンスしている選手が、正当な進路に立ちはだかっていたにも関わらず、オフェンス(攻撃すること)が突っ込んだ場合はオフェンス側のファウルとなる。

暴言、抗議をした場合は、テクニカルファウル。

ひとりの選手が、4回のファウルをした場合は、罰則として、そのプレイヤーは交代し,以後ゲームには出場禁止。

1ピリオドの間にパーソナルファウルとテクニカルファウルを合わせて、4回ファウルしたチームには、それ以降チームファウルとなる。
チーム・ファウルになったチームが、それ以降ファウルをすると、相手側チームのファウルをされた選手は、1個のフリースローをすることができる。

フリースローについて

ショット中に、ファウルをされ、そのショットが不成功だったとき、2ポイントラインの内側からのショットであった場合は、ファウルをされた選手は、1個のフリースローをすることができる。
ショット中に、ファウルをされ、そのショットが不成功だったとき、2ポイントラインの外側からのショットであった場合は、ファウルをされた選手は、2個のフリースローをすることができる。

ショット中に、ファウルをされ、そのショットが成功したときは、得点にもなるが、ファウルをされた選手は、1個のフリースローもすることがでる。

試合中の規則について

あらたに攻撃側になったチームは、ドリブルまたはパスなどによって、ボールをいったん2ポイントラインの外まで運ばなければならない。
そのチームの選手は、チームがボールをいったん2ポイントラインの外まで運ばなければ、ショットをしてはならない。

スティールやターン・オーバーが起こって、2ポイントラインの内側で防御側プレイヤーがボールをあらたにコントロールした場合は、ボールをあらたにコントロールした選手は、ドリブルまたはパスなどによって、ボールをいったん2ポイントラインの外まで運ばなければならない。
そのチームの選手は、チームがボールをいったん2ポイントラインの外まで運ばなければ、ショットをしてはならない。
(スティールやターン・オーバーが起こって、2ポイントラインの外で防御側プレイヤーがボールをあらたにコントロールした場合は、適用されない。)

※スティール・・・ディフェンスの選手(防御側)がオフェンスの選手(攻撃側)からボールを奪う行為のこと。
オフェンスがドリブル中のときに手を出して奪ったり、またはパスカットしたときなど。
スティールのときに、ディフェンスがオフェンスの手や身体に、触れたら、ファウルとなる。

※ターン・オーバー・・・ショットミス以外で、攻撃権が変わること。

フリースロー以外のファウルやヴァイオレイション、ジャンプ・ボール・シチュエイションのあとは、コート内の2ポイントラインの頂点付近で、防御側チームの選手が攻撃側チームの選手にボールをパスまたはトスして渡し、ゲームを再開する。
このとき、ボールを受け取る攻撃側選手もボールをパスあるいはトスして渡す防御側選手も2ポイントラインの外にいなければならない。ゲーム、各ピリオド、延長試合の開始も同じようにする。

※ジャンプ・ボール・シチュエイション・・・ヘルドボールなどで、ジャンプボールで再開されていたシチュエーションのことだが、現在はジャンプボールを行わず、すべて防御側だったチームがあらたに攻撃側チームになり、ゲームを再開する。

※ヘルドボール・・・両チームの選手がボールを掴み、どちらのチームもボールを保持できない状態のこと。

「ジャンプ・ボール・シチュエイションになるとき」

1、第1ピリオド以外のピリオド(延長試合を含む)を始めるとき

2、ヘルド・ボールが宣せられたとき

3、両チームのプレイヤーが同時に触れてボールがアウト・オブ・バウンズになったとき

4、だれが最後に触れてボールがアウト・オブ・バウンズになったか審判がわからなかったとき

5、最後のフリースローが成功しなかったときに,両チームのプレイヤーがフリースローのヴァイオレイションをしたとき

6、両チームのプレイヤーが同時にヴァイオレイションをしたとき

7、ショットクロック中のボールがバスケットにはさまったり、のったりしてしまったとき

8、 どちらのチームもボールをコントロールしていないかスロー・インのボールが与えられることになっていなかったときにボールがデッドになったとき

※アウト・オブ・バウンズ・・・選手もしくはボールが境界線や境界線の外の壁・床・人・物・審判などにあたるヴァイオレイションのこと。
線を踏んだらアウトオブバウンズだが、スローインの場合は外側から境界線を踏んでも、踏みこさなければセーフとなる。

※スローイン・・・境界線の外からボールを投げ入れる行為。

さいごに

3ON3のバスケットと通常の5人制のバスケットとは、ボールの大きさ、競技人数、コートの大きさ、2ポイントラインで、攻守が入れ替わることが、大きな違いです。
それ以外は、ほぼルールは変わらないといえます。

 

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