日程調整サービス『調整さん』が運営するあなたをもっとアクティブにするメディア

皆さん、お寺での初詣をしたことはありますか? 初詣といえば神社のイメージが強いですが、神仏習合があった日本では、神社・お寺どちらに初詣に行ってもいいのです。神道の信者なら神社、仏教の信者ならお寺に行くのが本来。特に宗教のない人も、お寺の初詣にチャレンジしてみませんか?

お寺での作法

お寺での参拝の作法は、神社とは全く違います。例えば、拍手は行いません。うっかり、大きく手を打ち鳴らしてしまわないように気を付けましょう。
まずは、山門の前で合掌一礼から始まります。次に、手水舎で身を清めましょう。その後、線香を上げますが、他人のろうそくから火を貰うことは、その人の業を貰ってしまうのでやめましょう。
本堂では、軽くお辞儀、お賽銭を納め、許可されていれば鳴らしものを鳴らしましょう。(拍手をせずに)手を合わせ、その寺の作法に合わせて真言や題目などを唱え、静かに祈願を行います。その後、また軽くお辞儀をします。
帰りにも、忘れずに山門に合掌一礼しましょう。今度は、門を出てからです。
大まかな流れは以上の通りです。ただ、作法は、お寺の宗派によっても違います。掲示などがあればそれを見て、分からないことはお寺の方に訊くなどしましょう。

正月行事、修正会

お寺でも、正月の行事があります。それが、修正会(しゅしょうえ)。修正月会とも言い、礼仏して罪過を懺悔する「悔過」を行い、五穀豊穣や国家安泰を祈る法会です。日程はお寺によって違いますが、折角お寺に初詣をするなら、一度は見てみたい行事です。東大寺などでは、申し込んでおくと、この法会で祈願されたお札を貰うこともできるようです。

お寺の初詣も、神社とはまた違った趣があって楽しそうですね。ですが、お寺は本来、修行の場所。敬虔な気持ちで一年の感謝と新年の誓いを忘れないようにしましょう。そして、気持ちも新たに、新しい年を良い年にしていきましょう!

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます