「ランニング」は、主にロードワークとして、どのようなスポーツでも代表的な基礎体力の錬成方法ですよね。
しかし、競技が異なる場合はその競技に応じた目標に特化したランニングが必要になるでしょう。
例えば、ランニングが直接競技になっている「マラソン」ですが、この場合は「自重でいかにフルを速く走れるのか」をテーマにしています。
ボクシングなどの格闘技の練習としてのランニング(走り込み)では、「下半身の筋力増強を兼ねた足のバネの強化、スタミナ強化」などがテーマです。
パワーが必要な競技、もしくは筋力を強くしたい人にはおすすめ
これはレスリングや柔道など、「ずっと筋力を発揮し続けるスタミナ」が必要なパワー系の競技にはとても向いています。
また、階級制(体重によって細かく規格が分かれている)のある競技で、重量級に近いほどパワーが必要になり、求められるトレーニングになります。
極端な例ですが、100kg近いヘビー級の剛腕を持つとあるプロボクサーが20kg以上の重りを背負って走り込みをしていたというエピソードは有名です。
筋力を必要としない競技、痩せたい人にはNG
例えば、階級制の競技の軽量級や、マラソンなどをさします。
特にマラソンでは、筋力は重石になってしまうためにスタミナの減りを早めてしまいます。
「重りをつけて走る練習」は「重りをつけて走る」ためのトレーニングでしかなく、「いかに効率よく走れるか」というテーマにはふさわしくありません。
したがって、このようなトレーニングは必要ないのです。
まとめ
それぞれの競技に応じて最適なランニングを行ってくださいね。