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登山では、急に膝が痛くなることがあります。そんな時にどう対処すべきかの方法ついてご紹介します。

下りでの膝痛

特に下りで膝痛が発生します。膝がガクガクして踏ん張れなくなります。下りの膝痛は特に登山の初心者に多くみられます。下りは自分の体重の重さを利用してどんどん加速して歩くことが出来ます。そのため、大きい歩幅で、足をズドンズドンと着地しがちになります。これは危険です。最初は調子が良いのですが、次第に膝がおかしくなっていく感覚を覚えます。下りは体重の7倍の重さが膝にのしかかります。膝を支えるももの筋肉(大腿四頭筋)が疲労して踏ん張りが利かなくなっていきます。身体がどんどん加速しているのに、ブレーキが利かない危険状態です。身体が倒れないように、ももの筋肉を補うため膝がストッパーとして衝撃を受けとめようとします。そのため膝に激痛が走るのです。

対処法

下りでは上り坂よりも慎重に歩きます。「膝の屈伸」を上手く使うことがコツです。意識して小幅にし、ゆっくりとしたペースで膝を軽く曲げながら膝のクッションを使って歩きます。足を前に出しても、体重は後ろに残して歩きます。これで膝の負担は軽減されます。大きい段差を下りるときは、身体全体を横向きにして、横歩きで下ります。

傷みへの対処

一旦痛みが起きてしまったら、休息・安静、また山小屋に泊まることがベストです。それが出来ない状況では、「痛み止めを飲む。」「アイシング、コールドスプレーなどで膝を一時的に冷やし、テーピングが有れば巻いておく。」などを行います。

まとめ

登山での膝痛は、過度の負担を膝にかける歩き方をすることから発生します。普段から鍛えて準備することが大切ですが、登山の途中で膝痛が起きてしまったら、休むか、休めない状況下では膝の負担が少ない歩き方をして下山します。

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