就職難に打ち勝ち、晴れて社会人になった新入社員が一番初めにする重要な仕事は何か分かりますか?
それは【新入社員歓迎会】です。
「飲めるのが楽しみ、その名の通り自分たちは歓迎されている、若いから許される、無礼講だ!」
なんて羽を伸ばそうとしていませんか?
残念ながらそれは大きな間違いです。
冒頭でも書いた通り、新入社員歓迎会は重要な仕事だからです。
新入社員研修の時に会社主催の飲み会はありませんでしたか?
もしあったのなら部署決めの一部である場合があります。
それほど会社の飲み会は仕事に繋がっている事が多いのです。
大抵部署配属になってから1~2週間以内に歓迎会が開かれることが多く、その為まだお互いどんな人なのかよく分かり合っていません。
飲み会は、仕事抜きで一緒にお酒を飲み楽しめば仲良くなれるという意味もありますが、多くはあなたがどんな新入社員なのか見定められていると言っても過言ではないのです。
どうせならいい見定められ方をされたいものです。
歓迎会を機に可愛がられるのは当然、信頼される新入社員になるにはどうしたらいいのでしょう。
大学時代と同じ飲み方はしない
大声で騒ぐ、敬語を使用しない、飲ませる時の掛け声をするなど学生の乗りは忘れましょう。
あなたの周りの人はすべて上司で友達ではありません。
相手が同性であっても馴れ馴れしくボディタッチをしてみたり、飲み物が無くなったからと言って自分だけ注文する事は控えます。
お酌は必須
初めの自己紹介も終わり、上司たちのグラスビールが少なくなってきたらお酌に回りましょう。
目の前でも横でも座って話しているより、お酌をして話したほうがより距離が縮まるからです。
その時はビール瓶のラベルは上にして、瓶の口からビールが垂れてもいいように新しいおしぼりの用意をすると好印象です。
もちろんあなたの教育担当者や部署で一番偉い方から注ぎ、その後は座っている順で構いません。
ジョッキ使用でお酌が出来ないなら、頃合いを見て2杯目の注文を聞くなどします。
その時にワインを飲む人が多ければボトル注文を提案すればお酌が出来るチャンスも出来ますよね。
その時は幹事さんに注文をしてもいいか尋ねます。
呑まれず呑ます
新入社員は絶対に酔ってはいけません。
「一気」は近頃問題になっているので行わないにしても、上司の潰そうという悪巧みにもはまってはいけません。
あなたが潰れた時、その上司の機嫌はいいはずですがその後使い者にならないどころか足手まといなあなたには残念がるでしょう。
記憶も無くなる程飲んで次の日欠勤する新入社員と、酔わずに最後まで上司のお供が出来る新入社員とどちらと仕事がしたいでしょうか。
後者になる為にはお酒はゆっくり飲み、ホロ酔いを感じたら食べ物を食べたり少しお酒を休憩する意識を持ちます。
みんなと注文する時はウーロンハイと伝え、後でお店の人にウーロン茶に変更しお酒のように持ってきてもらう事を頼むのも手です。
そしてどんどん上司に飲んでもらいましよう。
上司を酔わすことであなたに粗相があったとしても、笑い話になるか記憶に無いか、どうでもよくなると同時に、うまく相手に飲ます事が出来るあなたは隅に置けない人間になるのです。
最近の若い者も悪くないと言わせよう
どの時代でも「最近の若いやつらはこれだから」と言われてきましたが、本当に言われたらいい気持ちはしませんよね。
言われない為には、飲み会でドカッと座りっぱなしはしないという事です。
お酌も1度だけ回ればいいのですが、その機会が無い場合はグラスを持ちながら順に席を回りまんべんなく声掛けをして、1人飲みをしている人や酔って調子悪そうな人のフォローをします。
歓迎会がお開きになる時は、数秒でも挨拶の場を設けて頂き開催してくれた事のお礼を言いましょう。
誘われても2次会までとし最後まで爽やかさを忘れずに、次の日の朝には少し早目に出勤してみてください。
上司が出勤してきたら再度昨晩のお礼を言います。
きっとあなたの株は上がり上司たちは昨日と違った態度になるはずです。
頼れて常識のある新入社員と名を馳せ、重要な仕事も任せられる日もそう遠くないかもしれません。