日本のプロ野球においては企業名+愛称という物が多いのですが、プロサッカークラブはJリーグが主導して地域名+相性という名前にするように決められています。
これは両者のプロリーグの考え方の違いから来ている物であり、そこに両方のリーグの性格の違いが現れています。
日本のプロ野球は企業の宣伝の為に始まった
まず、プロ化してる時代が長いプロ野球の球団名になぜ企業名が付いているか、というと簡単に言ってしまえば宣伝のためです。
日本のプロ野球というのは元々企業主導で行われてきた歴史があり、非常に企業の力が強いリーグとなっています。ただ野球のリーグ名の中にも市民球団というのを前面に押し出すために、地域名を付けている物も存在します。
地域密着型を目指すJリーグ
一方でJリーグは「地域密着型チーム」を目指すというのを目標としており、その精神が名前に現れているのです。
Jリーグはスポンサーはもちろん存在しますが、野球のようにチーム名に企業名を入れるとどうしてもイメージが付いて観客が限られてしまう可能性がありますし、企業クラブとみられると重要な自治体との関係でも問題が出ますし、リーグが重要している市民の参加が限られる可能性がでてくると考えたうえでの選択でした。
愛称は誰が決めている?
このように名前の基本形は決まっていますが、相性の由来は様々です。設立時に名前を公募された物もありますし、設立時にチーム内で名前を決めた物もあります。
ただJリーグはやはり地域密着型チームを考えているので、地域の方言であったり過去の逸話などを取って名前を付ける所が多い所が特徴となっています。
名前から見るリーグやクラブの性格
このようにチーム名というのはそれぞれ様々な理由で付けられており、そこにはそのリーグの思想や歴史的な問題、またチームの考え方などが含まれてます。
なのでサッカーに興味があるのであれば一度調べてみる事をお勧めします。