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サッカー豆知識~あまり知られていない「アンカー」ってどんなポジション?~

サッカー中継などでたまに耳にすることがある「アンカー」という言葉。
どんなポジションでどんな役割なのでしょうか。

アンカーとは

アンカーのポジションを一言で言えば守備的なミッドフィルダーです。
例えば4-3-3フォーメーションの中盤3人の真ん中で、主に守備に専念する役割です。
守備的なミッドフィルダーといえばボランチが思い浮かびますが、ボランチが攻守のバランスを取る役割なのに比べて、アンカーはセンターバックやサイドバックのカバーリングなど、より守備に重きを置いた役割といえます。

アンカーの意味

アンカーとは英語で、船の錨のことです。
つまり錨を降ろした船のように、守備を安定させるという意味があります。
対してボランチはポルトガル語で車のハンドルや船の舵を意味します。
中盤の下がり目の位置からパスで攻撃を組み立てる、正にチームの舵とり役です。

アンカーというポジション

厳密にいうと、アンカーというポジションは存在しません。あくまでもポジションはミッドフィルダーです。
アンカーというのは守備的なミッドフィルダーの役割のひとつです。
同じように、ボランチもまた守備的なミッドフィルダーの役割のひとつなのです。
ですのでアンカーはボランチの一種といえます。
ボランチでも比較的守備の上手い選手がアンカーの役割を担うようです。

役割の呼び名は時代や戦術によって変化し、または消えて行きます。
懐かしいところではリベロやスイーパー、ストッパーなど。
また新しい呼び名が登場して、いつしかボランチやアンカーも使われなくなるのかもしれません。

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