釣り竿を持った人が何気なく呟いた言葉。
「今日はボウズだったよ…」
言ったその人はなんだかトボトボと、どこか哀愁を漂わせて去っていきました…。
さて、それは何故でしょう?
ボウズとは
何故なら、その人の釣果が「0匹」だったからです。
釣りで言うボウズとは、魚が1匹も釣れなかったこと。
初心者はもとより、場合によっては玄人でもボウズで終わることもあります。
ボウズの由来
では、何故1匹も釣れないことをボウズと言うのでしょうか?
ボウズと聞いてすぐに思い浮かぶのは「坊主」ですよね。
なら、お坊さんの頭が丸く、「0」に似ているから?
それとも、お坊さんが目指す悟り「無我の境地」が「0」の状態に近いから?
残念ながら、そのどちらでもありません。
実はお坊さんには頭髪がない、つまり毛が0本であることが由来なのです。
その可能性には思い至っても『さすがにそれはないよな』と思ってしまうような由来でした。
同様におでこにも毛がないことがら「ボウズ」と同義に「おでこ」も釣果0のことだそうですよ。
他にも百人一首の「坊主めくり」が由来だとか、釣り餌がなくなることに由来しているとか、色々な説があるそうです。
ボウズにならない方法は?
釣りをするなら大抵の人はボウズでは嫌でしょうし、せっかく釣りをしに来たのに0匹では帰れない!と思う人も多いでしょう。
でも、だからといってボウズにならない方法などあるのでしょうか?
結論から言えば「0」にはできません。
でも、限りなく「0」に近づけることはできます。
当たり前のことですが、自分が行く釣り場の特性を知り、それに合わせた餌(生き餌or疑似餌)を選び、糸、リール、竿、重り、ウキを揃えましょう。
準備を怠っては結果は得られません。
それでも上手くいかない時は、周りの人を観察してみてください。
目で見て覚えるのも、とても大切なことです。
そうしてプロの技を盗んで自分のものにできたら、「ボウズ」なんて言葉を言う日はなくなるのではないでしょうか。