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どうしてクリスマスに「第九」をよく聞くのでしょう?

クリスマスになるとよく聴く曲ってありますよね?その中の1つがベートーベンの「第九」ではないでしょうか?この「第九」クリスマスから年末にかけて本当によく耳にするのですが、いったいなぜなんでしょう?

そもそも「第九」はどんな曲なんでしょう?

作曲家は「運命」などでおなじみのベートーベンです。楽曲の正式なタイトルは「交響曲第9番ニ短調作品125」といい、その中の第4楽章が合唱付きで「歓喜の歌」と言われていて、よくクリスマスや年末に演奏されているパートです。第1楽章からすべてを演奏すると70分前後にもなりますが、この長さがCDの録音可能時間の基準になったことでも有名です。

いつごろから演奏され始めたのでしょうか?

1940年にドイツから来日した指揮者のもと大みそかの夜にこの第九が演奏されました。この指揮者が「ドイツでは大みそかの夜第九を演奏し終わったところで新年を迎える」と言ったことがきっかけだったのですが、実はドイツではそのような習慣はなく何かの勘違いがあったようです。

どうして年末の定番になったのでしょうか?

勘違いだとはいえ第九は当時から「第九のコンサートには客が入る」と言われるほど人気の高い曲でした。そのため年末の稼ぎの少ない時期に各オーケストラがこの第九を演奏するようになったようです。

意外な理由も含めて聴こう

ヨーロッパの伝統だからとか歓喜の歌で新年を迎えようといった理由を想像していませんでしたか?それが正月のモチ代のためみたいな理由でなんだか意外過ぎて驚きを通りこす感覚ではないでしょうか。
こんな情報を意識しながら聴いているとまた違った趣を感じられるのではないでしょうか。

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