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ユダヤの人はクリスマス、どうしてる?ユダヤのお祭り「ハヌカ」に迫る!

クリスマスはキリストの生誕を祝う日ですね。でもユダヤ教の人はクリスマスをどう過ごすのでしょうか?実は、ユダヤ教には「ハヌカ」というお祭りがあるんです!このハヌカ、クリスマスとは一切関係無。今回はこの「ハヌカ」に迫ります!

ユダヤのお祭り「ハヌカ」とは?

紀元前に起こった、エルサレム神殿を奪還した「マカバイ戦争」が起源となっています。当時ユダヤはシリアに支配されており、エルサレム神殿も異教の神殿にさせられていました。そんなエルサレム神殿を再びユダヤの元に取り戻した戦争がマカバイ戦争。ハヌカはこのマカバイ戦争での神殿の奪還を記念するお祝いなんです。

お祝いは1日では終わらない!

クリスマスは1日だけですが、ハヌカはなんと8日間。その理由は…?
神殿奪還後、燭台に火を灯す油がほとんど破壊され、残っていたのはわずか1日分だけ。でも、それがなんと8日間も燃えたと伝えられています。そのため、ハヌカのお祝いは8日間にわたって行われるんです。

毎日1本ずつろうそくを

そんなミラクルをお祝いするのに、ハヌカの8日間は「ハヌッキーヤー」と呼ばれる燭台に毎日1本ずつ、ろうそくに火を灯していきます。メインのろうそく1本に8日分の8本で、合計9本。そのためハヌカは別名「光のお祭り」とも呼ばれています。他にも、子供達にはドレイドルというコマがプレゼントされ、そのコマを使ってみんなでゲームをします。

「メリークリスマス!」って言いたいけど…

もうお気付きかもしれませんね。ユダヤ教では「メリークリスマス」は言いません!実際、アメリカのように宗教や民族が多様なところでは「メリークリスマス!」とは言わずに「ハッピーホリデイズ!」と言って挨拶します。これなら宗教に関わらず皆に挨拶できますね。

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