スキー滑降のテクニックのひとつパラレルターン。曲がるときに反対側にエッジを立てて曲がるテクニックですが、見た目も派手でかっこいいため、スキープレーヤーはぜひ習得しておきたい技術ですね。
意識しておく基礎的な感覚
スキーをコントロールするエッジング感覚、恐怖心を克服するスピード感覚、体のバランスを保つバランス感覚、このみっつの感覚はかならず必要で、これにはまずスキー板にきちんと体重をかける、ということが大事になります。
プルークボーゲンからステップアップ
雪からの力によって、スキーがターンする感覚を磨くことができるプルークボーゲン。この段階でスキーの特性を活かしたターンを身につけておき、そこからプルークスタンスをだんだん小さくしていくことで、パラレルターンへと近づいていくことができます。
カーブする内側に体重を
パラレルターンを習得するひとつのポイントが、カーブする内側に体重をかけるということです。こうすることで、2本のスキー板の同方向に体重がかかり、きっちりと両足が揃ったフォームを保つことができます。カーブする内側に「体全体で体重をかける」ことが、パラレルターンを身につけるためには重要です。
最終的には恐怖心を克服すること
パラレルターンというテクニックには恐怖心が伴います。じつはこの恐怖心を克服することがもっとも大事であり、同時に最大の壁にもなってきます。全身で体重移動をすることから、どうしても恐怖心を抱いてしまうんですね。これはもう何度もトライ&エラーを繰り返して慣れていかないとなりません。すこしずつ克服していく心構えで練習に臨みましょう。