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スキーに限りませんが、日本で普通に使っている外来語のうち英語とドイツ語がごっちゃになっていたり、オランダ語やスペイン語の名残があったりよくわからなくなることがありませんか?スキーは英語ですが、ピステは?

歴史的な背景が影響する外来語

仕方ないことですが、中世日本に伝えられたものはスペイン語訛りだったりオランダ語だったりしていますよね。カステラとかシャボンとガラスやオルゴールかがそうです。宣教師によって伝えられたり、出島の商人によって伝わったりしてました。では、ピステはというとドイツ語です。

日本に最初にスキーを伝えた人

明治の頃、日本にスキーを教えたのはオーストラリア ハンガリー帝国のレルヒという軍人でした。雪の中の歩行具として注目した日本人に要請され、長野県の上越市でスキーの指導を行いました。もちろん、彼の母国語、ドイツ語でです。ピステとは、ドイツ語で滑走路という意味があります。スキーで使う時は、整備されたスキー場のコースのことを指します。

スキーで使う用語にドイツ語が多いのは?

ピステは、ゲレンデの滑走用に圧雪した斜面を言いますが、厚雪していない斜面をオフピステと呼んでいます。スキーで使われているドイツ語にはピステ以外にも、アイスバーンやボーゲンはスキーの経験がなくても耳にします。その他、シュレーン、シュテムターン、ウムシュタイクシュブングなどもドイツ語なんです。全日本スキー協会が戦後スキーを広めるために作成した教本が、オーストリアスキー教程の日本語訳版でした。また、何度も指導者をオーストリアからら招いたりしています。自然と、ドイツ語が使われるのもわかりますね。

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