登山用語でよく聞く用語としてザイルがあります。
最もポピュラーな登山用語で登山をするにあたって必ず覚えて欲しい用語でもあります。
そんなザイルについて詳しく紹介したいと思います。
ザイルとは
ザイルとは簡単に言うと登山用のロープの事です。
登山用なので通常のロープと異なり、頑丈なロープとなります。
目的としては墜落・滑落防止の為、また懸垂下降や荷揚げによく使用されます。
簡単な登山であっても持っていくと便利な道具となります。
ザイルの種類
登山において様々なロケーションがあるのと同じく、ザイルにも様々な種類があります。
ロケーションによる選択、また用途や一緒に登山するメンバーによって使い分ける必要があります。
基本的には3種類となり、シングルロープ、ダブルロープ、ツインロープがあります。
シングルロープは1本で使うことを前提としており、主にフリークライミングで使われます。
ダブルロープは2本1セットとして使い、アルパインクライミングで使われます。1本が切れても残り1本で支える事が出来ますし、長い懸垂下降等に有効となる為です。
最後にツインロープですが、ダブルロープと同様の使い方をします。こちらは海外で主に使用され、日本内ではあまり使われることはありません。
ザイルの材質
最後にザイルの材質について紹介します。
基本的にザイルの材質はナイロンが主流となっています。
一昔前までは麻製が主流でしたが、強度や劣化を考えるとナイロンが優れている為に殆どがナイロンに変わっています。
また撥水加工がしてあるザイルもあります。吸水する事無く便利なのですが、その分滑りやすいという欠点もあります。
ザイルは登山に必須の道具であり、それぞれの特徴をしっかりと理解し選択する事が重要となります。