ハンドボールをやりたいがコートが無い場合はどうしたら良いだろうか、という場合は、少し広めのグラウンドなどがあれば自分たちでもコートを作ることが出来ます。
コートの外枠を引こう
コートを作るには、コートラインを引かなければいけません。道具としては線を引くためのライン引き(ラインカー)と巻尺が必要になります。
まずは、コートのサイドラインになる40mの寸法を測ります。この時、寸法の真ん中20mのところに印を付けておきましょう。測り終わったらサイドラインを引いていきます。次に、サイドラインの端と20m地点に、それぞれ巻尺の0mと50m部分を持たせます。たわんだ巻尺をぴんと張る様にし、端から29m、20m地点から21mの地点に印を付けます。サイドライン20m地点から付けた印までを線で引くと、これがセンターラインになります。そして次は、サイドラインの端に巻尺の0mを持たせ、対角線のセンターラインの端に巻尺の40mを持たせます。巻尺の20m部分を他の人に持たせ、サイドラインから逆側にぴんと張る様にして印を付けます。出来た印に、サイドラインとセンターラインの端から線を引いて繋いでいきます。逆側も同じように印を付け線を繋げると、コート枠のラインが完成しています。
内側ラインを引こう
サイドラインの端に巻尺8.5mを持たせ、エンドラインに沿って0m地点、サイドラインに沿って17.5m地点で巻尺を持ってもらいます。サイドライン端の人は巻尺を9m部分に持ち替えて対角線に動き、印を付けます。そして、0mから9m地点の巻尺をぴんと張ったまま、9mの人はサイドラインまで線を引きながら移動します。先ほど付けた印に戻り、今度は巻尺の6m部分に持ち替えます。そして、0mから6mを張ったままコーナー側へと線を引きながら移動していきます。出来た線を消さないようにしながら、今度は反対側のサイドラインを基点にして、同じように9mと6mの線を引いていきます。出来た9mと6mの線をそれぞれ繋いで、6mラインと9mラインの完成となります。片側コートが出来たならば、反対側のコートも同じようにしてラインを引きましょう。そして、エンドラインに沿って付けた0m地点同士を繋げるならば、ゴールラインも引けます。また、ゴール正面から7mと4m地点にそれぞれ線を引き、7mラインとゴールキーパーラインが出来ます。最後は、センターラインから両側へ4.5m地点の交代ラインを引いて、内側ラインの完成となります。ゴールポストを設置して、ハンドボールを楽しみましょう。
引用元 岐阜東高校電算機部一同 及び 亀井先生
岐阜県岐阜東高校の亀井先生を中心とした数学科とハンドボール顧問の協力により、今回の記事の作成をいたしました。