お正月に食べるものの定番といえばお雑煮ですよね。皆さんはお正月にお雑煮を食べる意味や由来を知っていますか?そこで、今回はお雑煮を食べる意味や由来をご紹介していきます。
年神様にお供えしたお餅を頂く説。
由来説にはいくつもの諸説があるがその内の一つ。お正月には年神様をお迎えするために鏡餅をお供えする風習があります。そのお餅は神様と一緒に食べて幸福を願う意味があるので、そのお餅を美味しく、みんなで食べれるように作られたのがお雑煮であるという説です。
武家社会での儀礼的料理説。
由来説のもう一つ。お正月に餅料理を食べることを歯固といい、武家社会では野戦料理と呼ばれていました。それがいつしか一般家庭でも食べれるようになり、お雑煮が広まったとされている説です。
地方によってお雑煮が違うのは?
お雑煮文化は地域によって異なるところもあります。昔、お餅は神様に供えるもので3日間は食べてはならないとしていた地域では餅なしお雑煮があったり、神様にお供えしていた地域独特の食材がお雑煮に入っていたりと様々です。
その時の社会や食材を表すお雑煮文化。
お雑煮の由来を詳しく探っていくと、日本の歴史やその当時の社会、地域によって異なった慣習や文化、またその土地の人が何を食べていたのかなど詳しく分析することができます。普段何気なく口にしているお雑煮でもルーツをたどれば新たな発見が出てくるのかもしれません。