ベトナムの正月は日本とは違い2月になります。国全体が休みに入るため店もほとんど閉まりますので、この時期に旅行に行くときは注意が必要です。ベトナムの正月を紹介します。
ベトナムのお正月は毎年違います
日本とは違って東南アジアの多くの国々では今だにお正月は旧暦でお祝いをします。ベトナムもそうです。ベトナムでは旧暦のお正月の事を「テト」と呼ぶそうです。面白いのは、旧暦では毎年の日にちが一定ではなく変わるという事です。例えば2015年では2月18日が大晦日にあたり、元旦は2月19日でした。ベトナムでは1月や2月というのはテト正月一色のムードに包まれます。テト正月の前後では長い休みの期間となるので、この時期にベトナムへ旅行へ行く際には注意をしなければいけません。
ベトナムのテト正月について
「テト」と呼ばれるベトナムの旧正月では、その前後一週間くらいは多くの店舗や公共機関がお休みとなってしまうので、私達日本人や多くの外国人旅行客にとっては結構不便に感じてしまうかもしれません。テトはベトナム人にとっては最大の祝日にあたるので、家々の軒先に星印のマークをあしらった真っ赤なベトナム国旗が掲げられて、街の中がいつもとは違って静かな雰囲気に包まれます。このテトの時期は晴れの日と考えられているので、誰かに怒ったりや悪口や陰口などを言うこと等はタブー視されています。
もっとテト正月についてご紹介します
このテトの時期には、ベトナムの国内や国外を問わず、普段は遠くに離れて暮らしている家族や親戚なども、日本の盆のように亡くなったご先祖さまも故郷に帰ってくると考えられている為、その霊を迎える為に、ベトナムの人々は一生懸命に準備を行って、テトが来るのを心待ちにしているのです。そしてこのテトを境にして、前の年の不運や不幸せは綺麗に洗い流されるとされています。この時期にベトナムへ行かれる方は少々不便な点はありますが、折角なのでぜひこのテト正月を一度体験してみて下さい。