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キャンプの隠れた主役、ご飯

キャンプの食事はみんなが集まる大切な時間ですよね。料理を完璧にできても、ご飯が焦げたり柔らかかったりするとちょっと残念ですよね。キャンプで失敗しないご飯の炊き方をご紹介します。

キャンプの隠れた主役、ご飯

キャンプご飯は研ぎかたか

お米全体が浸るくらいまで水を入れたら、すぐに水を捨てましょう。これで、お米についた汚れを洗い流します。研ぎ汁が透明になるまで研ぐ必要はありません。軽く10~20回くらい回すように洗ってください。

ご飯を炊くのはちょっと待って。

お米を研いだら、早速、火にかけたいと思いがちですが、ここがポイントです。家の電気炊飯器で炊く時と同じで、研いだあとは、お米が吸水するように、水に浸しておきましょう。おおよその目安は、夏の時期は気温が高いため、30分くらい。冬には1時間くらいを考えて準備しましょう。吸水が不足すると、お米の澱粉が柔らかくならないので、あのおいしいふっくら感がなくなってしまいます。吸水が終わったら、ざるに上げてしっかりと水分を切りましょう。

いよいよご飯を炊こう

さあ、いよいよご飯に火をかけます。5合以上の多めでしたら最初から強火で炊きましょう。それ以下ならば、中火がおすすめです。鍋に蓋をして、中から泡がこぼれるようになったら、中が沸騰している証拠です。たき火の場合には、火力調節も難しいのですが、その場合には薪を減らして弱火にしましょう。中から泡の吹きこぼれがなくなったら、12分から15分を目安に炊いてください。なかなか難しいのですが、お米が炊けたときの少し甘い湯気の香りがすれば、炊けている目安になります。10分ほど蒸らすのがポイントです。

キャンプご飯を鍋で炊くコツ

屋外では、水分の蒸発が早いので、いつもより少し多めの水加減にしましょう。最近では、飯盒炊飯を使わずに鍋で炊くケースも多いようです。その場合、鍋の底は厚いものを選びましょう。鍋の大きさは、2~3合では20センチくらいの鍋が最適と言われています。また、裏ワザは、蓋の上に石を置くこと。石の重さで圧力鍋のような効果が得られるそうですよ。

キャンプ初心者にはご飯を袋で。

キャンプでどうしても失敗したくない、料理で手いっぱいでご飯にまでてが回らない、といった方へのお助けグッズが「炊飯袋」。お米を研がずにそのまま、ご飯袋の中に入れ、付属の竹串で封をして鍋で沸騰したお湯の中に入れるだけ。普通の硬さがよけば、およそ20分くらい、ぐつぐつとお湯の中で泳がせます。その後、お湯を捨てて、数分間蒸らします。お湯にぬかなどがに出るので、びっくりするくらいおいしいご飯が出来上がります。中に梅干しを入れるなどしても楽しめます。

ご飯を極めてキャンプの主役に。

ご飯は地味な存在ながら、おいしく炊けたときの満足感は、他の料理をかすませてしまいますよね。ご飯がおいしく炊けるだけで、キャンプ上級者の印象をもたれて、キャンプの主役になるかもしれません。鍋なら家でも練習できます。ぜひ、トライしてみてください。

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