サッカーの知識がある人でも、サッカーボールの手入れ方法については意外と知らないことが多いものです。練習で使用するボールが手入れされているかどうかは、試合でのパフォーマンスにも影響します。ぜひ怠らないようにしてください。
使わない時は適度に空気を抜いておく
サッカーボールは、完全に空気を抜いてしまうとバルブ周辺に負担がかかってしまいますし、空気がたくさん入った状態でも、同様に負荷がかかります。空気針を刺した状態でも空気が漏れないぐらいがベストです。
使用の際には試合時と同じ空気圧に
練習時もサッカーボールの空気圧は試合と同じ空気圧になるように設定してください。お手入れを怠り、空気が抜けてしまった状態で練習すると、試合時よりもボールの扱いが容易になってしまい、ゲームの際に選手が違和感を覚え、思うようなプレーができません。
ボールに空気を入れる時はゆっくりと
空気を入れる際、自転車の空気入れなど、どんな道具を使用しても構いませんが、ただ一点、空気をゆっくり入れることを心がけてください。急に空気を入れてしまうとサッカーボールが変形してしまうことがあるからです。
素材に関係なく、泥をしっかり落とす
ボール少し湿らせてから、天然皮革なら専用のシャンプーを布に少量かけて、人工皮革の場合なら、市販の中性洗剤を使って汚れを洗い落とします。その後、風通しが良い日陰の場所で乾かしてください。ドライヤーなどは絶対に使用しないでください。
天然皮革ならしっかり磨く
天然皮革のサッカーボールの場合、専用のクリーナーを柔らかい布に塗ってボールに擦り付けるようにして汚れを落としてください。汚れを落とし終わったら、最後にクリームが残らないように綺麗に拭き取りってください。
人工皮革もちゃんとお手入れを
人工皮革は天然皮革に比べて汚れがつきにくいですが、それでもやはり手入れは必要です。柔らかい布でさっと拭いた後、汚れのひどい箇所は消しゴムで軽くこすってみてください。それでもなお落ちない汚れがある場合は、人口皮革用のクリーナーを使います。
ボールがひどく濡れてしまった場合は
貼りボールの場合、皮革は接着剤で接ぎ合わせてあります。接着剤は、過度な水分によって剝がれ落ちやすくなってしまいますので、使った後はできるだけ乾いた布で水分を吸収してあげてください。最終的には風通しの良い場所(日陰に限る)で自然乾燥させます。変形の原因になりますので、乾燥機やドライヤーの使用は厳禁です。
簡単なお手入れで見違えるサッカーボール
スパイクなどの身の回り品はちゃんとお手入れするのに、みんなで使うサッカーボールの手入れは怠りがちという方、少なくないと思います。手入れは決して時間をかける必要はありません。簡単な手間で見た目にも使用感にも大きな違いが出ますので、ぜひこまめなお手入れを心がけるようにしてください。