最近は男子にも負けないくらい人気が高まっている女子サッカー。代表戦以外はまだまだ認知は低いものの、男子に負けないくらい熱い戦いを繰り広げているんですよ。サッカー選手を夢見る女子たち必見!なでしこたちの勇姿に迫ります。
女子だって熱い!サッカーの歴史
100年以上にわたって行われてきた女子サッカー。1970年代に女性のサッカーが組織化されるまでは、「サッカーといえば男性のスポーツ」というイメージの高いスポーツでした。女子サッカーの記録としては、イングランドで行われた対抗試合が最古のものといわれています。そして現代もいくつかの国においてサッカーは女性にとって最も身近なスポーツ競技となり、いくつかある女子のプロスポーツのひとつとなっています。
女子サッカー世界大会開催のきっかけは…
サッカーの世界大会として有名なのが「FIFAワールドカップ」。男子だけではなく女子の大会も行われており、最近では日本も優勝し話題となりましたね。この大会の初開催は1991年。FIFA会長であったジョアン・アヴェランジェが発案し、第1回大会が中国で開催されました。それ以降は4年に1度のペースで開催されている大きな大会です。
女子サッカーの世界における普及率
世界においての女子サッカーの普及人口は、2006年の時点で約2,600万人とされています。サッカー協会への登録人口は約410万人。その中で最も多い国はアメリカで約167万人の人数がおり、世界の4割以上を占めています。
日本における女子サッカーの歴史
日本での女子サッカーの歴史は、実はあまり長くはないのです。古くは大正年代に香川県の女学校の生徒たちが袴姿でサッカーをする写真が残っています。その後も1960~70年代にかけて競技を行う女性が少しずつ増えてき、1966年に神戸の小学校で女子サッカースポーツ少年団が誕生。これ以降学校や実業団なども徐々に増えていき、1972年には関東地方で女子サッカーのリーグも設立されました。
女子サッカーの第一人者、澤選手
日本における女子サッカーの第一人者といえば、やはり澤選手ですね。アジア人では史上初となる「FIFA最優秀選手賞」を受賞し、日本女子代表としては歴代トップの出場数とゴール数を記録している素晴らしい選手です。小学生のとき兄とともに地元のサッカークラブに入団し、子供のころは男子に交じって練習や試合に挑んでいた澤選手。現在の活躍の秘密は子供の頃の経験が大きいのかもしれません。
澤選手も活躍した、女子サッカー日本代表
サッカー日本女子代表。通称「なでしこジャパン」。澤選手も活躍したこの代表チームは、FIFA女子ワールドカップは全7大会、オリンピックは4回出場しています。2011年のFIFA女子ワールドカップでは初優勝を飾ったのも記憶に新しいですよね。結成は1978年、台湾開催のアジア女子選手権に参加したのがきっかけ。この大会への参加が、日本女子サッカー初の国際試合となりました。
女子の国内リーグだって熱い!
日本女子サッカーのトップリーグである「日本女子サッカーリーグ」。公益社団法人日本サッカー協会と、一般社団法人日本女子サッカーリーグが主催を務め運営されています。リーグは2部あり、それぞれ愛称が1部および2部リーグを「なでしこリーグ」、3部リーグを「チャレンジリーグ」と呼ばれています。1部と2部は社会人・大学生が主体ですが、3部リーグのチームには中学生・高校生が中心のチームも存在し、様々な年代の女子サッカーチームが参加しています。男子と違い多くの女子選手がアマチュアなのも女子サッカーリーグの特徴です。
女子サッカーチームに入るには…
学生の場合は、学校のチームや地元のクラブチームに入ることが一番の方法。そこでの活躍が認められれば、なでしこリーグのチームに勧誘されることも。また、なでしこリーグを目指す場合は、リーグに所属しているチームの下部組織に入る方法もひとつの手。小・中学生から入団できる場合もあるので、サッカーをやりたい女の子がいるご家庭は近くにチームがないか探してみるのもいいかも。リーグ内で活躍すると、いつか日本代表の「なでしこジャパン」にもお呼びがかかるかも?
女子も熱く勇ましく、サッカーを盛り上げる
男子と比べるとどうしても知名度が低くなってしまう女子のサッカー。しかし、一度試合を観戦してみれば、その魅力に取り付かれること間違い無し。一生懸命ピッチを駆け抜ける彼女たちの姿に、いつしかあなたも声援を送らずにはいられなくなるはず。お近くで試合が開催されているようなら、ぜひ一度足を運んでみてください!