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カッコよく決める!スノーボードのカービングターンのコツ

スノーボードの初心者はもちろん、中級者でもなかなか思い通りの形を作れないのが、カービングターンです。初心者・中級者には憧れともなっているこのスノーボードのカービングターンのコツを、様々な視点から解説していきます。

カッコよく決める!スノーボードのカービングターンのコツ

みんなの憧れカービングターン

カービングターンがなぜカッコいいかと言えば、ターンの時に見せるスピードや見た目にあるでしょう。体を大きく傾けたその状態から、スピードを乗せて一気にターンをするその姿は、カッコいいという印象を通り越して、もはや憧れや理想のようなイメージを持ってしまいます。しかし実際には、カービングターンはあくまで様々なターンの種類の1つに過ぎず、これができることで一気にスノーボードの楽しみが広がります。

カービングターンで広がるターンの世界

カービングターンができるようになると、よりアクロバティックなターンテクニックに挑戦できるようになっていきます。カービングターン以上に体を急激に傾けてみたり、あるいは逆向きに滑る要領でカービングターンを決めてみたり。様々なターン技術に応用ができる、そんな基本かつ重要な技がカービングターンなのです。

ターンのイロハからカービングを覚える

しかし実際にカービングターンができるようになるまでは、スノーボードのターンの基礎知識を体で覚える必要があります。スノーボードのターンの基本的なものは、スリップ、スライド、ホールドの3種類の動きに分けられます。そして初心者の方は、斜面をそのまま滑り落ちるように下る「サイドスリップ」、サイドスリップに体の入れ替えの動きを加えた「スライドターン」の2つの動きを体で慣れさせていくようにしましょう。この2つを覚えた上で、いよいよカービングターンの練習をスタートさせていきます。

カービングターンのコツは板と体軸の関係

カービングターンでは、体の使い方に1つ重要な役目があります。それは、体の軸(体軸)がスノーボードの板と「垂直」になっているという点です。カービングターンの時は、スノーボードのブレード部分が雪面に対して45度やそれ以上にきつい角度で接することになります。その時ちょうどバイクレースのカーブのように、体もスノーボードの角度に合わせて大きく傾けるのです。この体のコントロールができることが、カービングターンでの第一歩となります。

カービングターンの時の角度のつけ方

カービングターンではブレード部分と雪面の角度が重要になりますが、肝心なポイントはこの角度をどのタイミングでつけ始めるかという点にあります。上手なカービングのコツは体軸をうまく倒すことにありますが、大事になるのが「ほんの少しだけ待つ」という点です。例えばカーブの入り口でいつも姿勢をとり始めるのなら、それよりもほんの少し待って一気に体軸を傾けることが、上手いカービングに不可欠な体の動かしかたです。

カービングターンの時の膝について

カービングの際にうまく体を傾けるのに重要な場所が「膝」です。体軸を傾ける時には大きな圧力が体にかかりますが、それをうまくかわして低い態勢をとるのに膝が役立つ他、山回り(斜面に体を向けた状態のターン)から谷回り(斜面に背を向けた状態のターン)に移る時の体重移動でも膝の動きは非常に重要になります。山回りの時にはしっかり膝を入れて低い姿勢をとり、谷回りの時には膝に余裕を作りつつ、大きく体を後ろに傾けてターンするようにしましょう。

谷回りのカービングの恐怖に勝つ

カービングターンの練習で初心者がどうしても躓いてしまうのが、谷回りで斜面を背に向けた時の体の動かし方です。谷回りが失敗してしまうのは体軸の傾け方が弱いことにあります。その原因はこれは後ろにどの程度体を傾けなくてはいけないかがわからないのと、見えない方に体を傾けるのが怖いという所にあります。そうした人は、基本となる「板と体軸を垂直にする」ことを念頭に入れて、自分の板の状態をしっかり把握することが重要です。

カービングターンにオススメのボードの種類

もしカービングターンを綺麗にこうしたコツを覚える以外に「道具」についてもこだわってみましょう。カービングターンをうまく決める為のボードは、「雪面に接する部分が多いこと」と「小回りが効く」ことが重要な条件です。例えば、テール部分とノーズ部分が四角い形状のハンマーヘッドのタイプは、より雪面に接する部分が多いのでオススメです。また、いつもより短めの板を使うことで、より小回りの効くターンを実現できます。こうした条件から自分の相棒を選んでみましょう。

スノーボード憧れのカービングにチャレンジ

様々なコツが重要になってくるスノーボードのカービングターン。今シーズンはこうした成功のコツを手に、スキー場でカッコいいターンを決めましょう!

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