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滑りが一変!スノーボードのチューンナップで何が変わるか

シーズンを走り終えた、あるいはこれからシーズンを迎える前に、スノーボードのチューンナップを考えているあなた。今回はお店や自分で行うスノーボードのチューンナップの特徴やできることを紹介します。

滑りが一変!スノーボードのチューンナップで何が変わるか

チューンナップとはどんなものか

スノーボードに行うチューンナップとは、簡単に言えば、板の「削り」や「研ぎ」といった行為のことを指します。その効果については次に紹介しますが、こうしたチューンナップを通じて板本来の滑りの質を取り戻す、あるいは向上させるのが目的です。ちなみに、これらは一応水研ぎなどを通じて自分でも可能なのですが、一部は様々な道具が必要になるため店舗に頼む方も多いようです。

チューンナップ①サンディング

チューンナップで行う1つ目の作業は、サンディングと言われるものです。サンディングとは板の裏面である「ソール」を削ることを指します。ソールは滑りを通じて傷や酸化などにより劣化してしまいます。そうしたソールの表面を削ることで、本来の滑りを取り戻すのです。また、サンディングの際は同時にワックスがけも行うのが一般的と言われています。

チューンナップ②エッジのサビ取り

スノーボードのヘリにあたるエッジ部分は、特にターンやトリックの時などで多く雪面に接します。初心者の方は滑った後にこのエッジについた水分を十分に拭き取らずに保管してしまい、結果としてエッジがサビてしまうのです。こちらは自分でも行うことができ、まずはイレイサーでサビが完全に取れるまでエッジを削り、その後湿ったオイルストーンで磨き上げましょう。こちらもサビの度合いがひどい場合は、お店に頼むようにしましょう。

チューンナップ③ダリング

サビ取り同様にエッジに行うチューンナップが、このダリングです。ダリングとは、エッジにある「余分な角」を削ることを指します。具体的には、イレイサーなどでスノーボードのエッジで、最も幅が広くなってい部分(接雪点)を滑らかにして、最後にオイルストーンで磨き上げる動作です。こちらについてはなかなか削る度合いが難しいので、無理せずに店舗でお願いするのも良いでしょう。

チューンナップ④ビベリング

ビベリングも、基本的にエッジに行うチューンナップです。本来地面に対して垂直にぶつかるエッジですが、これによって生まれる抵抗を少なくするため、地面に接するエッジの一部を削り取ってしまうのです。ダリングやサビ取りが比較的簡単にできるチューンナップだったのに対して、ビベリングは非常に高度な技術が必要です。そのため、基本的にはお店でやってもらうのをオススメします。

ワックスは自分でできるチューンナップ

スノーボードのチューンナップで最も簡単に自分でもできるのが、ワックスがけです。主にソール部分に関して行うチューンナップですが、ソール部分の滑りやすさの維持にもなりますし、また、ソールが空気中の酸素に反応して参加し、劣化してしまうのを防ぐ効果があります。そしてワックスがけには、主に次に紹介する2種類の方法があります。

ワックスのチューンナップ①簡易版

簡易的なワックスがけで使うのは、主に生塗りタイプかスプレータイプのワックスと、リムーバー、キッチンペーパー、ブラシ、コルクです。まず、リムーバーで表面の汚れを落としたのち、キッチンペーパーで拭き取ります。その後ワックスを伸ばし、コルクでソールを擦り、その摩擦熱でワックスを定着させます。最後にブラシで余分なワックスや汚れを落として完成です。

ワックスのチューンナップ②ホットワックス

スプレータイプや生塗りタイプのワックスと少し手順が異なるのが、ホットワックスです。まずソールの汚れをブラシなどで取り除き、その後ワックスを伸ばします。そして、先ほどワックスの定着にコルクを使用しましたが、今回は「アイロン」の熱で定着させるのです。大体設定温度は90〜120度くらいですが、アイロンから白い煙が出た場合は温度が高い証拠なので注意しましょう。

スノーボードをチューンナップで蘇らせる

簡単なものからお店に頼んだ方がいいレベルのものまで、様々なチューンナップの方法を紹介しました。いずれも、スノーボードの滑りの質を上げるもの、滑りの質を取り戻すものばかりです。長く付き合う相棒を蘇らせるためにも、ぜひ店頭や自分の手でボードを労ってあげましょう。

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