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【剣道観戦】運が良ければ二刀流が観れるカモ?!

宮本武蔵で有名な二刀流。実はあれ、今だに受け継がれていて剣道の試合で稀に二刀流の人が出場することもあるんです。今回は二刀流についてご紹介!運が良ければ剣道の試合で観れるかもしれませんよ!

【剣道観戦】運が良ければ二刀流が観れるカモ?!

二刀流の生みの親は宮本武蔵?

二刀流といえば宮本武蔵ですよね。宮本武蔵は巌流島で佐々木小次郎と決闘して勝っただけの人物ではなく、二刀を用いた兵法「二刀一流」の開祖でもあります。それまでも二刀を用いた剣術はありましたが、二刀を専門とした流派は多くありませんでした。宮本武蔵がゼロの状態から二刀流を生み出したというわけではないようですが、二刀流を重視する流派として宮本武蔵の「二刀一流」は広く知られ、そこから派生した二刀流の他流派も多くあります。宮本武蔵がいなければ、二刀流の知名度はもっと低かったかもしれませんね。

一時期は使用禁止だった二刀流

昭和初期の頃、一部学生大会では二刀流を禁止するようになりました。理由は、団体試合に勝つ為に二刀流の選手を防御専門にして引き分けにする手段が学生たちの間で横行した為。太平洋戦争後に全日本剣道連盟が発足してからも、戦前同様に二刀流を禁止していたので二刀流は衰退し、伝統断絶を危惧する声が上がりました。その結果、1992年に大学剣道で二刀流が解禁。今現在も成年者は公式の試合での二刀流使用が認められています。

現代で活躍している二刀流

試合では小太刀が防御でもう一方の太刀で打つのが一般的な二刀流のスタイルです。防御と崩しが中心にになりがちな小太刀も、完璧な形で決まると有効な打突となることもあります。が、太刀の打突と比べて判定が厳しいので、小太刀は有効打突と判定されないというのが一般的な認識になっています。
二刀流の使用が禁止されていたこともあって現在では二刀流の使い手は多くありませんが、徳島県警の山名信行が二刀流使いとして有名です。

二刀流は本当に強いのか

刀を片手で扱うのは難しく、それを両手に持って別々に使用するのはもっと難しいのだそう。なので技術的に、二刀流は難易度が高いと言えるでしょう。
強いかどうかについては意見が分かれるところ。試合での使用が禁止になった時期があるだけに、防御力の高さを評価する声が多くありますが、一方で片手で打つことで打突が弱まるのでかなりの握力がない限りは相手に弾かれてしまうという声もあります。
これから二刀流の使い手がもっと増えれば、試合の結果で強いかどうかの答えが出るかもしれませんね。

剣道の試合を見に行ってみよう

知り合いがいたり、部活やサークルに参加していない限りはなかなか剣道の観戦をする機会はありませんよね。気迫の籠ったかけ声や緊迫した空気、静と動を感じさせられる剣道は一見の価値があります。
毎年文化の日(11月3日)には日本武道館で全日本剣道選手権大会が行われています。この全日本剣道選手権大会は剣道日本一を決めるもの。ルールやマナーを勉強して、観戦に出かけてみてはいかがでしょうか。運が良ければ二刀流を観れるかもしれませんよ。

日本人なら一度は国技に触れよう!

今回ご紹介した二刀流だけをとっても、長い歴史と伝統があります。国技は奥が深いもの。少し興味が湧いたらルールやマナー、歴史や伝統を勉強して観戦に行ってみてはいかがでしょうか。

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