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剣道着と防具の名称付け方

剣道着と防具の名称及び付け方(着用方法)をご説明したいと思います。
剣道は、古武道の剣術です。防具を着用し剣術を学ぶ事から始まり、現在はスポーツとして行われていますが、現実には、心身の鍛錬として行われているので、一本を決める行為も精神が統一されていない場合は、決めにはならない精神面が深く関わるスポーツです。

剣道着の名称

剣道着には、剣道衣と袴を使用します。
剣道着:剣道は、竹刀を使用するので当たった時にかなりの衝撃を受けてしまいます。防具をしていない場所でも体を守ってくれる上部な素材で出来たものを着用します。綿素材を使用した物が主流で、藍染や白、子供用の練習着など様々ありますが、藍染に関しては、手入れ等も手間が掛かるようです。綿性の物が多いので、洗濯などの手入れで縮も発生するようです。しかし、体の露出を少なくしなければ体の保護が出来ないので、サイズの選択はとても重要になります。
袴:袴はひだの折り目が剣道ではとても重要です。袴のひだは、表面に5本、裏面に2本のひだが有り、各々意味があります。表の5本は「仁、義、礼、智、信」、裏の2本は「忠、孝」という意味が含まれていて折り目がしっかり出来ていない袴の着用は、心技の面で成長が見られない事に成りかねません。ですから、出来るだけ折り目がしっかり付く木綿や木綿に合成繊維が含まれている素材が主流です。

防具の名称

剣道では、4つの防具で身を守る事になります。
面:頭にかぶり、頭と顔、喉を守る防具です。面の金属はチタンやジュラルミンが多く使用されています。
銅:胸部、胴部の保護具です。竹や樹脂で作れていて、胸部に飾りがありますが、この加工によって、値段が大きく変わります。
甲手(小手):手の甲から腕の一部を保護します。内側に皮が貼られており、強い衝撃にも耐えれるように作られています。
垂:腰や大腿部を守る防具です。垂帯、3枚の大垂、2枚の小垂を重ね合わせてひだの様になっています。

防具の着用順序

剣道の防具は、剣道衣と袴を着用後に、正座をして順番に着用していきます。着用順序も決まっています。

1. 垂 垂れ紐を腰に回し、表側側に紐先を戻して大垂の下でしっかり結び留めます。紐が出てこないように、端を小垂の間に入れ込みます。
2. 胴:腹部を当て、紐を背中から肩に回します。胸部上部にある輪に紐を通し絞り上げて締めます(左右それぞれ)。腰にある紐は、胴部の後ろに回し腰部分で蝶々結びをします。
3. 手ぬぐい:手ぬぐいを広げ文字などがあれば、自分が読める方向に向けます。手ぬぐいの上部の端を持って後頭部に向けて手ぬぐいを乗せます。手ぬぐいの中心部が頭全体を被るようにし、それそれの端を顔の前を通して交差させ耳の上あたりに持っていき、前に垂れた手ぬぐいを額を通して後頭部へ移動させます。
4. 面:面を顔につけ被ります。この時、後頭部部分に通された紐を少し開いて、顎から顔を面に入れるようにします。紐を持ち、面の金具部分をしっかり押さえながら、紐を引き、後ろで蝶々結びにします。この時、紐のたれ長さや左右のバランスは均一にします。
5. 甲手:グローブのように手を入れるだけの物が多くなっているので、紐も無い場合が殆どです。

 

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